AOKI news|上半期売上高839億円2%減・営業利益10%増・経常利益45%減
(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、青木彰宏社長)は、2019年3月期第2四半期の連結業績を発表した。
4月1日から9月30日まで6カ月の売上高は、839億1300万円(前年同期比2.1%減)、営業利益は14億9900万円(10.2%増)。経常利益は、60周年記念行事費用やパソコンの入れ替えなどに伴う固定資産除却損の増加により5億3300万円(44.5%減)。純損失は10億5600万円(前年同期は純利益1億6300万円)で、これは、移転を含む店舗の閉鎖と、業態転換に伴う減損損失の増加などが要因だ。
営業利益率1.8%、経常利益率0.6%。
ファッション事業の売上高は446億4400万円(3.6%減)、営業損失は15億8100万円(前年同期は営業損失10億5700万円)と減収だ。ビジネススタイルの変化や、天候要因が影響して既存店が低調だった。
AOKIは、クールビズに対応した洗えるスーツ・ジャケットや、パンツの「楽動シリーズ」を強化した。レディースでは、夏用の「はたラク服」を展開した。また、日本製素材使用の「サマーフォーマル」を提案した。店舗面では、Size MAXへの業態転換を含む3店舗を閉鎖したことで、期末店舗数は571店舗となった。
OPIHICAは、スニーカーのような軽さと歩きやすさを追求したシューズ「スポットフィットRunning」を販売した。店舗面では、2店舗を新規出店する一方で、3店舗を閉鎖した。期末の店舗数は136店。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高124億9700万円(5.2%減)、営業利益は6億4900万円(31.5%減)で減収減益。販促・PRの実施やSNSの活用で集客を強化するとともに、2施設のリニューアルを実施したが、施行組数が減少して苦戦した。
カラオケルーム運営事業の売上高は84億1100万円(5.9%減)、営業利益は売上原価や販管費の減少により1億9200万円(前年同期は営業損失2600万円)と伸び悩み。複合カフェへの業態転換を含め11店舗を閉鎖した結果、期末店舗数は161店舗。
複合カフェ運営事業の売上高は183億7700万円(6.4%増)、営業利益は17億4700万円(59.0%増)で増収増益と好調だ。カラオケルームからの業態転換を含む7店舗を新規出店した一方で、7店舗を閉鎖した。期末の店舗数は359店舗となった。