オイシックス・ラ・大地news|第2Q売上高317億円67.5%の増収・大幅増益

オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、高島宏平社長)が、2019年3月期第2四半期(2018年4月1日~2018年9月30日)の業績を発表した。

売上高は317億2028万円(前年同期比67.5%増)、営業利益は11億1541万円(369.5%増)、経常利益は15億1375万円(138.1%増)、純利益は8億9375万円(856.2%増)と大幅な増収増益だった。

営業利益率3.5%、経常利益率4.8%。

宅配事業の「Oisix」は、インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行っている。ミールキットサービス「KitOisix」が引き続き好評を博しており、定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」の会員数は、2018年3月には16万9664人だったが、当期末の9月末には18万9352人となり、6カ月で1万9688人増加した。

会員数の増大によって売上高が増加し、加えて原価率の改善や購買単価の上昇によって利益率が上昇した。その結果、売上高は137億6904万円(20.0%増)、セグメント利益は 19億4335万円(39.6%増)となった。

宅配事業の「大地を守る会」は、新規会員獲得のための販促費を投下したことで、会員数が2018年3月の4万4993人から、9月末には4万8611人となり、6カ月で3618人増加した。一方で、購入頻度が減少したため、売上高はほぼ横ばいとなった。これにより売上高は54億4019万円、セグメント利益は7億8560万円となった。

宅配事業の「らでぃっしゅぼーや」は、新規会員獲得のための販促費を抑制し、サービスの強化に注力したが、会員数は2018年3月末の8万8752人から、9月末には8万0031人となり、6カ月で8721人減少した。これらの結果、売上高は99億2631万円、セグメント利益 17億6554万円となった。

その他事業はソリューション事業、店舗事業、海外事業、卸事業などからなる。その売上高は27億5551万円(27.4%増)、セグメント利益は2億7487万円(24.8%減)となった。

健康・環境をテーマに宅配事業を展開するオイシックス・ラ・大地にはフォローウィンドが吹いていそうなものだが、事業ごとに格差があって、足並みを揃えて上昇というわけにはいかない。しかしそれでも全体の結果を見ると、67.5%の増収、369.5%の営業利益増益と、いい成績を収めることができた。

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