三越伊勢丹news|11月既存店0.2%増/冬物衣料苦戦・インバウンド好調
(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)が11月の売上速報を発表した。
三越伊勢丹既存店は前年比100.0%、全店では97.1%だった。また国内グループの10百貨店は100.4%。これにより国内百貨店全体では98.3%、同じく既存店は100.2%となった。
全国的に気温が高かったことで、コートなどの冬物婦人衣料品の動きは鈍かった。しかし、ラグジュアリーブランドや化粧品が好調で、国内百貨店既存店は前年を上回った。
基幹店は、伊勢丹新宿本店100.9%、三越銀座店100.7%と増収だった。第1期改装を終えた三越日本橋本店は99.7%と復調している。
インバウンド売上げは、訪日外国人の増加に伴い客数が増えて堅調に推移した。札幌丸井三越106.5%など、地方店舗が売上げを伸ばしている。