AOKI news|第3Q 売上高1336億円3%減・経常利益29%減/スーツ需要低迷

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、青木彰宏社長)が2019年3月期の第3四半期決算を発表した。

売上高1336億0700万円(前年同期比2.5%減)、営業利益44億7100万円(13.7%減)、経常利益32億5900万円(28.5%減)、四半期純利益2億3800万円(89.3%減)と減収減益だ。移転を含む店舗の閉鎖と業態転換の前倒し決定に伴う減損損失の計上によって、四半期純利益は大きく減少した。

営業利益率3.3%、経常利益率2.4%。

ファッション事業の売上高は、733億1300万円(4.0%減)、営業損失は7億4900万円(前年同期は営業利益5億2500万円)と、スーツ需要の低下と暖冬もあって売上げは不振だった。

AOKIでは、主力のメンズ衣料は「超耐久スーツ」「超撥水コート」といった高機能商品を強化した。またアクティブなプラチナ世代に向けた新カジュアルブランド「ANNIVERSAIRE(アニヴェルセル)」を投入し、シニア需要の開拓を図る。

レディースでは、「はたラク服」の秋冬アイテムと「AOKIウーマンスタイル」を展開した。

AOKIの12月末の店舗数は573店舗、ORIHICA(オリヒカ)は135店舗。

アニヴェルセル・ブライダル事業の売上高は、199億4400万円(5.4%減)、営業利益は17億7800万円(23.5%減)と、こちらも厳しい。店舗数は13店。

(株)ヴァリックのカラオケルーム「コート・ダジュール」運営の事業は売上高131億4700万円(6.6%減)、営業利益8億2400万円(70.5%増)。不採算店を閉鎖し利益を確保した。店舗数は161店。同社が注力する複合カフェ「快活CLUB」の運営事業は売上高272億2200万円(6.4%増)、営業利益は20億0700万円(48.8%増)と好調に推移した。

 

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