ミニストップnews|’19年2月期2053億円0.8%減・下期伸びず営業損失5億円

ミニストップ(株)(千葉県千葉市、藤本明裕社長)の2019年2月期決算。

営業総収入は2053億0400万円(前期比99.2%)、下期に売上高および売上総利益率が計画を下回り、5億5100万円の営業損失(前期実績営業利益1000万円)となった。経常利益7億4800万円(前期比62.8%)。また不採算店舗を閉店したことや、ベトナムのMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDにおいて、店舗段階の収益改善が遅れたことなどから、純損失9億1600万円となった。ちなみに前期も純損失9億5500万円を計上している。

国内・海外エリアフランチャイジーを含めた2月末店舗数は、前年度末比13店増の5449店舗だ。

国内ミニストップのチェーン全店売上高は前期比97.7%、既存店日販は前期比98.2%。リロケート・リプレイスを進め、出店が53店舗(cisca・れこっず等含む)、閉店が120店舗となり、総店舗数は2197店。国内のミニストップは、2020年2月期は新規出店を40店にとどめ、200店を閉店する計画で、160店の純減となる。その分の人員と投資を既存店に振り向ける。またお客が清算するセルフレジを全店に導入する計画だ。

一方、海外事業では、韓国ミニストップ(株)は、最低賃金の上昇を利益率の高い商品の売り込みでカバーすべく、店舗を大型化して米飯類や店内加工ファストフードを強化した。売上総利益率は26.4%(前期比+0.3ポイント)と改善した。店舗数は2556店。

中国の青島ミニストップ有限公司は、店内加工ファストフードのホットスナック商品を強化するために、2温度帯デリケースを導入したことで、既存店日販は昨対104.6%と伸長した。また、直営店舗のフランチャイズ化を進め、フランチャイズ比率は85.3%となり、営業損失が改善している。75店舗を展開する。

ベトナムのMINISTOP VIETNAM COMPANY LIMITEDは、ソフトドリンク、菓子、加工食品の品揃え見直しと、米飯類の売り込みを強化した。既存店日販は110.0%と前年を上回った。122店舗まで広がった。

持分法適用会社のフィリピンの499店舗を加えると、海外4エリアでの2月末店舗数は3252店、海外事業の営業総収入は1220億7200万円(99.2%)、営業損失は8億9600万円(前期業損失11億16百万円)と、収益は改善している。

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