サミットnews|’19年3月期売上高2823億円2.3%増で過去最高

サミット(株)(東京都杉並区、竹野浩樹社長)が2019年3月期連結決算を発表した。今期55周年を迎えた同社は、事業ビジョン「サミットが日本のスーパーマーケットを楽しくする」に向かって取り組んでいる。

営業収益は2938億7300万円(前期比2.2%増)、売上高2822億5100万円(2.3%増)、営業利益70億4900万円(2.6%減)、経常利益75億7600万円(2.3%減)、純利益48億円(1.8%増)。売上高、純利益は過去最高となった。

売上高営業利益率は2.5%、売上高経常利益率は2.7%。

サミット単体の業績は、営業収益2856億0700万円(2.6%増)、売上高は2729億7500万円(2.7%増)、営業利益72億0600万円(1.4%増)、経常利益77億3800万円(1.4%増)、純利益50億0600万円(7.7%増)。売上高、各利益でも過去最高を記録した。

既存店も好調で、売上高2.4%増、客数1.9%増、客単価0.5%増。12カ月間一度も売上高が前年を割ることがなかった。また、何十年かぶりに1月2日を休業日としたが、客数も100を切らなかった。

「サミットの目指すべき重要なポイントは、お客さまの数を増やすこと。また新たなお客さまを取り込みながら、既存店の来店頻度をあげることです。お買い上げいただいた点数がわれわれ企業の力を示すものだと考えています」と竹野浩樹社長。

新設店舗は東京都の売場面積1000㎡以下の3店舗だ。10月に杉並区「本天沼店」、11月に港区「三田店」、3月に中野区「鍋屋横丁店」。一方で4月に「町田旭町店」を閉鎖した。期末店舗数は115店舗だ。

2020年3月期は千葉県「ラルスモール松戸店」と東京都と神奈川県に1店舗ずつの3店舗を予定している。

新店投資額は18億9200万円だった。これには川崎塩浜プロセスセンター開設に伴う10億8600万円が含まれていた。2020年3月期はそれをはるかに上回る36億5500万円を計画している。新店3店舗の規模の大きさが伺える。

「過去3年間で既存店の売上高が10%成長しました。従業員の意識や店の雰囲気など、内面的なものが変わりつつあります。といっても全体の2割くらいで、伸びしろがまだ8割あります。それを加速させるように、売場の内装、ユニホーム、レジ袋、ロゴも変えて、外見的にも大きく変化しています。従業員、お客さま、お取引さまにも『サミットは変わった』と思ってもらえるようこの1年でやり遂げて、次の中計に繋いでいきたいと思います」と竹野社長は語った。

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