ツルハnews|’19年5月期7824億円16%・経常4%の増収増益/国内首位に躍進
(株)ツルハホールディングス(北海道札幌市、堀川政司社長)が2019年5月期の連結決算を発表した。期間は2018年5月16日~2019年5月15日。
売上高は7824億4700万円(前年同期比16.2%増)、営業利益418億2600万円(4.0%増)、経常利益433億1300万円(4.1%増)、純利益248億2400万円(0.1%増)と、大幅増収・増益だ。
営業利益率5.3%、経常利益率5.5%。
ツルハホールディングスグループでは、顧客のニーズに対応する高付加価値商品のカウンセリング販売に注力したほか、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応するために、既存店改装では食品導入を進めている。
プライベートブランドでは、商品ラインアップの整理を行い、新たなブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」を立ち上げた。
店舗展開は積極的だ。年間140店舗の新規出店と56店舗の閉店を実施した。また2018年5月22日付けで(株)ビー・アンド・ディホールディングスを子会社化し、67店舗を加えた。期末のグループ店舗数は直営店で2082店と、店舗数では全国一だ。
また子会社の(株)ツルハが2019年3月28日、金秀商事(株)(沖縄県)とのフランチャイズ契約に基づく第1号店として沖縄県浦添市に「ツルハドラッグ宮城店」を出店。北海道から沖縄までツルハグループの店舗展開地域は34都道府県に広がった。沖縄では、県内ナンバー1小売業の(株)サンエーと(株)マツモトキヨシホールディングスがすでに連携しているが、それに対抗する形だ。
さらにタイのグループ会社では7店舗を新規出店し、2店舗を閉鎖。期末店舗数は23店となっている。
ウエルシアホールディングスは2月末で年商7791億円。ツルハホールディングスは7824億円。決算月には2カ月半の差があるが、これで売上高、国内店舗数ともに、ツルハが第1位ということになる。