三越伊勢丹news|7月国内百貨店4.7%減/遅い梅雨明けで夏物商品伸び悩み

(株)三越伊勢丹ホールディングス(東京都新宿区、杉江俊彦社長)の7月の国内百貨店は前年同月比95.3%だった。

7月は気温が低く梅雨明けが遅かったため、夏物アイテムの動きが鈍く、三越伊勢丹7店舗計は95.6%と前年実績を下回った。しかし、月後半にかけては気温が上昇して、夏物ファッションアイテムのサンダル、帽子、サングラス、兼用傘などが伸長した。また、美術・宝飾・貴金属は引き続き好調だ。

免税売上げは、三越銀座店、三越日本橋本店などが好調だった。

伊勢丹相模原店116.6%、同じく伊勢丹府中店は116.1%と好調だったが、これは閉店を控えてのセール効果だ。

伊勢丹新宿本店92.2%、三越日本橋本店94.8%、三越銀座店99.2%と旗艦3店は減収。伊勢丹立川店94.2%、伊勢丹浦和店94.5%も苦戦した。

国内グループ10店舗は94.9%。その中で函館丸井今井の100.8%と広島三越の104.4%は前年を上回ったが、札幌丸井三越94.6%、仙台三越94.1%、新潟三越伊勢丹96.1%、静岡伊勢丹88.0%、名古屋三越94.4%、高松三越92.6%、松山三越90.9%、岩田屋三越95.5%は前年を下回った。

旗艦3店舗まで不調な三越伊勢丹。これは深刻な状況に陥っている。伊勢丹ブランド、三越ブランドの価値が下がりつつある。早急のブランド再興策が求められている。

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