PPIHnews|第1Q売上高4287億円71%増・経常利益14%増の大幅増収増益

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、吉田直樹社長)の2020年6月期の第1四半期は、売上高4287億3600万円(前年同期比71.4%増)、営業利益211億3200万円(45.7%増)、経常利益204億4900万円(14.1%増)、四半期純利益126億0400万円(8.2%増)と、同期間において最高益を記録した。

営業利益率4.9%、経常利益率4.8%。

ディスカウントストア事業の売上高は2815億9900万円(14.9%増)、営業利益は149億6300万円(5.5%増)。主力業態のドン・キホーテは、冷夏・猛暑といった天候不順と韓国からの訪日客数が急減といった影響があったが、食品を中心とする生活必需品が堅調に推移。また全国のドン・キホーテ系列店舗では、消費税増税前の9月14日から30日までの期間限定で、現金・キャッシュレスなどの決済手段に関わらず、会計金額(本体価格)から8%を値引きする一大キャンペーンを展開した。これが駆け込み需要と相まって既存店売上高は2.9%増だった。

総合スーパー事業の売上高は1281億5300万円、営業利益は28億6400万円。ダブルネーム店にフォーマット転換する店舗があることから、総合スーパー事業の総店舗数は減少している。既存店売上高は0.1%増。

テナント賃貸事業の売上高は151億7200万円(220.7%増)、営業利益は31億5900万円(305.5%増)。

(株)ドン・キホーテでは8月に北海道・新千歳空港国際線ターミナル3階にインバウンド需要対応型店舗の「ソラドンキ新千歳空港店」を、9月に「ドン・キホーテ栃木平柳店」と「MEGAドン・キホーテ徳島店」を新規に開設した。徳島店は、徳島県内初出店となったフードコート併設の大型店舗である。

UDリテール(株)は、ユニーとドンキのダブルネーム転換店として6店舗を開設した。

海外事業は、シンガポール共和国に「DON DONDONKI スクウェア」を2店開設した。

2019年9月末時点のパン・パシフィック・インターナショナルホールディングスグループの総店舗数は純増3店舗を加えて696店となった。

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