AOKI news|上半期売上高828億円2%減・経常損失5億円と振るわず

(株)AOKIホールディングス (神奈川県横浜市、青木彰宏社長) は、2020年3月期第2四半期の連結業績を発表した。

4月1日から9月30日まで6カ月の売上高は、827億9500万円(前年同期比2.0%減)、営業利益は3億7700万円(75.8%減)。経常損失は4億9600万円(前年同期は経常利益5億3300万円)、純損失は9億8800万円(前年同期は純損失10億5600万円)だった。仕事着のカジュアル化で主力の紳士服専門店「AOKI」が振るわなかったのが大きな要因だ。

ファッション事業の売上高は425億8000万円(4.6%減)、営業損失は13億7700万円(前年同期は営業損失15億5800万円)と減収で赤字だ。9月に消費税増税前の駆込み需要があったものの、ビジネススタイルの変化や、天候要因が影響して既存店が低調だった。第1四半期から事業セグメントを変更している。

AOKI (アオキ) は、さまざまな機能を持ったクールビズ商品をメンズ・レディースともに拡充した。また、WEB購入サイトを本格的に始動し、パーソナルオーダースーツの提案を強化した。店舗面では、Size MAX単独店2店舗を含む6店舗を新規出店した一方で、個店ごとの採算及びドミナントエリアの見直しを行い、移転や複合カフェ等への業態転換を含む49店舗を閉鎖した。その結果、期末店舗数は523店舗となった。

OPIHICA (オリヒカ) は、クールビズスタイル及び「THE THIRD SUITS (サードスーツ)」の提案をメンズ・レディースともに強化した。また、OPIHICA独自の「透けガードシャツ」「汚れガードシャツ」「3WAYバッグ」などの機能性商品を展開した。店舗面では、営業効率改善のため6店舗を閉鎖した結果、期末店舗数は125店舗となった。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高112億8200万円 (9.7%減)、営業損失は3400万円 (前年同期は営業利益6億4900万円)。店舗ごとの特色を打ち出したWEBサイトの大幅リニューアルを全店舗で実施するとともに、首都圏4店舗では最も旬なトレンドを取り入れたおしゃれで華やかなウエディングスタイル「TREND COLLECTIONS」を提案するなど、集客力の向上を図った。しかしながら、施行組数が減少して苦戦した。

エンターテイメント事業の売上高は283億2700万円 (5.7%増) だったが、営業利益は新規出店等に伴う費用が増加して14億2700万円 (26.5%減) となった。

複合カフェの快活CLUBでは、ブース構成の改善やカラオケ、禁煙ブース、シャワーなどの増設を中心に37店舗のリニューアルを実施した。また、新業態として快活CLUBに併設した24時間営業のセルフ型フィットネスジム「FiT24」を展開した。これは相互利用できる利便性によって、順調に推移している。

カラオケのコート・ダジュールでは、カラオケ最新機種の導入やキッズスペースの拡大を図り、12店舗のリニューアルを実施するとともに、快活CLUBとコラボした「夏メニューフェア」の展開、ドリンクバーへのソフトクリーム導入など、既存店の活性化に注力した。

店舗面では、快活CLUBで46店舗、FiT24で20店舗を新規出店した一方で、コート・ダジュールで1店舗を閉鎖した結果、期末店舗数は564店舗となった。

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