U.S.M.H news|第3Q営業収益5144億円/マルエツ・カスミ・MV関東減収減益

(株)ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(東京都千代田区、藤田元宏社長)が、2020年2月期の第3四半期連結業績を発表した。同社は(株)マルエツ、(株)カスミ、マックスバリュ関東(株)の3社による共同持株会社で、現在の日本スーパーマーケット業界のトップ企業だ。

グループの連結業績は、営業収益が5143億7000万円(前年同四半期比1.0%減)、営業利益が46億8600万円(39.1%減)、経常利益が48億6200万円(39.1%減)、四半期純利益が12億2400万円(70.6%減)と減収減益だ。

営業利益率、経常利益率ともに0.9%。

マルエツの営業収益は2792億9600万円(0.3%減)、カスミの営業収益は1996億3000万円(1.8%減)、マックスバリュ関東の営業収益は326億5200万円(0.2%減)。

同グループが出店する地域の食品市場にはディスカウントストアやドラッグストアなどの出店が続き、第3四半期連結累計期間の既存店売上高は前年比98.3%、客数は97.9%にとどまった。また7月度は低温と降雨のため、既存店売上高が95.2%と前年を大きく下回った。さらに9月・10月は台風が関東を直撃し、休業や営業時間短縮を行う事態となり、業績に多大な影響があった。

同グループは、今年度から新設した商品開発推進部を中心にプライベートブランド商品「eatime(イータイム)」の開発を推進し、11月までに合計84品目とした。ICT部門では、キャッシュレス決済に関するシステム変更や、スマートフォン決済の開発を進め、2019年10月には顧客自身のスマートフォンで支払いができるU.S.M.H公式モバイルアプリをリリースした。

コスト構造の改革においては、事務作業の省力化による人件費伸長率の抑制や、厨房機器や店舗設備の合同商談による導入コストの低減を継続している。

11月末のグループ店舗数は、中国江蘇省の2店舗を含めて、525店舗となる。

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