ウエルシアnews|第3Q 6413億円11%増・経常利益23%増、調剤が牽引
ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、松本忠久社長)が2020年2月期の第3四半期決算を発表した。
売上高6412億8100万円(前年同期比10.8%増)、営業利益245億7900万円(24.9%増)、経常利益265億2300万円(22.9%増)、四半期純利益159億2800万円(21.5%増)と増収増益だ。
営業利益率3.8%、経常利益率4.1%。
ドラッグストア業界は、意欲的な出店等により業界として順調な拡大が続くものの、同業他社や異業種を含む競争の激化や人手不足を背景とした人件費の増加等により、依然厳しい状況が続いている。加えて、度重なって発生した台風や大雨等の自然災害、10月の消費税増税による駆け込み需要とその後の消費反動減、10月の調剤報酬改定等、ドラッグストア業界にとって変化対応が求められる状況であった。
このような状況下において、ウエルシアホールディングスグループは、店舗改装を重視したウエルシアモデルの推進、調剤併設店舗の増加(11月末現在1393店舗)による調剤売上げの伸長等により、既存店の売上高は総じて堅調に推移した。また、人件費を中心としたコストコントロール、健康をキーワードにした商品開発、レジ袋削減に向けた活動等を行った。
品目別売上高は、「医薬品・衛生介護品・ベビー用品・健康食品」が1289億9100万円(6.5%増)、「調剤」が1140億3600万円(19.7%増)、「化粧品」が1134億7500万円(11.1%増)、「家庭用雑貨」が935億3800万円(8.2%増)、「食品」が1422億7500万円(9.9%増)、「その他」が489億6400万円(10.2%増)だった。
都市部における事業基盤を強固なものとするため、ウエルシアホールディングスの子会社であるウエルシア薬局(株)を存続会社として、2019年3月1日付で(株)一本堂を、9月1日付で(株)B.B.ONを吸収合併した。また、6月1日付で岡山県を地盤とする金光薬品(株)(31店舗)を株式取得により子会社化した。
東北、近畿を重点出店エリアとし、グループ全体では105店舗の出店と16店舗の閉店を行い、金光薬品の31店舗を加え、この第3四半期末のウエルシアホールディングスグループの店舗数は1998店舗となった。