AOKI news|第3Q 経常赤字1億円/売上高1271億円・前年同期比5.5%減
(株)AOKIホールディングス (神奈川県横浜市、青木彰宏社長) は、2020年3月期第3四半期の連結業績を発表した。
4月1日から12月31日まで8カ月の売上高は、1271億1100万円(前年同期比5.5%減)、営業利益は9億3700万円(79.4%減)。経常損失は9900万円(前年同期は経常利益32億5900万円)、純損失は13億3900万円(前年同期は純利益2億3800万円) だった。
ファッション事業の売上高は652億6500万円(11.0%減)、営業損失は19億4000万円(前年同期は営業損失7億1300万円)と減収で赤字だ。ビジネススタイルの変化に加え、消費税率引き上げの影響や暖冬などの天候要因により、既存店が低調に推移した。
AOKI (アオキ) は、新ビジネススタイルの提案としてAOKI・ORIHICA共通企画の高機能セットアップスーツ 「Active-Tech ザ ハイストレッチセットアップ」や Active-Techシリーズのビジネスコートを展開した。
店舗面では、Size MAX単独店2店舗を含む7店舗を新規出店した一方で、個店ごとの採算およびドミナントエリアの見直しを行い、移転や複合カフェなどへの業態転換を含む51店舗を閉鎖した。その結果、期末店舗数は522店舗となった。
OPIHICA (オリヒカ) は、スーツ業界初の試みとなるSTAFF START アプリを導入した。これは店舗スタッフがビジネスウェアのスタイリングをオンライン上で提案する仕組みだ。
店舗面では、営業効率改善のため1店舗を新規出店した一方、 9店舗を閉鎖した。結果として期末店舗数は123店舗となった。
アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高178億200万円 (10.7%減)、営業利益は7億4700万円(58.0%減)。おしゃれで華やかなウエディングスタイル「TREND COLLECTIONS」の展開、インスタグラムなどのSNSを活用した販促を強化して、集客力の向上に努めた。しかし店舗数の減少および市場環境などの影響によって、施行組数(結婚式を挙げた組数)が減少した。
エンターテイメント事業の売上高は431億4000万円 (6.9%増) だったが、営業利益は新規出店などに伴う費用が増加して16億9200万円 (40.3%減) となった。
複合カフェ「快活CLUB」では、ブース構成の改善やカラオケ、禁煙ブース、シャワーなどの増設を中心に70店舗のリニューアルを実施した。また、新業態として「快活CLUB」に併設した24時間営業のセルフ型フィットネスジム「FiT24」を展開した。この事業は相互利用できる利便性によって、順調に推移している。
カラオケの「コート・ダジュール」では、カラオケ最新機種の導入やキッズスペースの拡大を図り、16店舗のリニューアルを実施するとともに、「快活CLUB」とコラボした「夏メニューフェア」の展開、ドリンクバーへのソフトクリーム導入など、既存店の活性化に注力した。
店舗面では、快活CLUBで69店舗、FiT24で24店舗を新規出店した一方で、コート・ダジュールで1店舗を閉鎖した結果、期末店舗数は591店舗となった。