ヤオコーnews|増税ニモ負ケズ第3Q3453億円(4.3%増)経常利益6.6%増

(株)ヤオコー(埼玉県川越市、川野澄人社長)が2020年3月期の第3四半期の連結決算を発表した。
消費増税の10月から12月商戦までの実績である。

営業収益は3453億4900万円(前年同期比4.3%増)、営業利益180億7800万円(5.8%増)、経常利益178億9600万円(6.6%増)、四半期純利益119億3000万円(6.5%減)だ。純利益の減少は、前年同期は固定資産売却益25億4200万円を中心とした特別利益があったためだから、増税をものともしない好決算と言える。

営業利益率、経常利益率ともに5.2%。

同社は「ミールソリューションの充実」と「価格コンシャスの強化」を基本方針としながら、第9次中期経営計画に掲げた 「『ヤオコーウェイ』の確立」をメインテーマに、「『チェーン』を強くする構造改革」「商圏内シェアアップ(1km商圏シェアアップ)」を優先課題に施策を進める。

商品・販売戦略では、独自商品の開発と育成を軸にミールソリューションの充実に注力した。とくに調理簡便性や保存性、量目・価格における優位性によるヤングファミリー層の支持拡大を企図した商品の開発に取り組んでいる。

また販売面では、消費増税後の価格コンシャスに対応するため、EDLP(常時低価格販売)を拡充している。また「ヤオコーカード」のポイントデータから得られるFSP(フリークエント・ショッパーズ・プログラム)によるマーケティングを引き続き進めた。ヤオコーは顧客を21のクラスターに分類してそれを活用する。

運営戦略では、レイバースケジューリングをベースとした生産性向上に取り組んでいる。

新規出店では6月に川越今福店、7月に東松山シルピア店、12月に本庄中央店を開設した。また、店舗を拠点とするヤオコーネットスーパーは、8月に川越今福店で5号店を開業した。グループ企業(株)エイヴイでは9月にエイビイ南部市場店を新規開設した。12月末の店舗数は、ヤオコー164店舗、エイビイ12店舗の176店舗。

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