オークワnews|年商2654億円0.1%増・経常利益23.6%増の微増収増益
(株)オークワ(和歌山市中島、神吉康成社長)が2020年2月期の本決算を発表した。
営業収益2653億9800万円(前年同期比0.1%増)、営業利益34億4800万円(21.4%増)、経常利益37億5500万円(23.6%増)、純利益14億2900万円(481.1%増)。
営業利益率1.3%、経常利益率1.4%。
同社は2020年2月期、会社創立60周年を迎えた。同期スローガンは「業務を精査し『やめる・減らす・見直す』働き方改革でお客様満足度・従業員満足度アップを実現しよう」。同期1年間を通して「創立60周年感謝祭」の開催、記念商品の販売、各種キャンペーンや抽選企画などを展開した。
また、同期よりスタートした「新中期経営計画」で、新たな成長戦略に挑戦し持続的な成長を実現するため、中期スローガンとして「持続的成長発展につながるオークワブランドを確立し、地域社会へ貢献し続けるリージョナルチェーンを目指す」を掲げた。3つのR(Reborn:生まれ変わる、Real:現場最優先、Refresh:リフレッシュ)をキーワードに、営業本部を発足し新たな価値とサービスの創造、オークワブランディング計画を始動した。
新規出店は、2月岐阜県多治見市に、岐阜県下15店舗目の「スーパーセンター多治見店」をオープンして、東海エリアのドミナント強化を図った。また、前期に閉鎖した三重県松阪市「プライスカット三雲店」は、新たにSSMの「三雲店」として4月に新築オープンした。3店舗を全面改装し、6店舗にはダイソー売場を導入。
一方で経営効率化のため、静岡県磐田市の「パレマルシェららぽーと磐田店」など3店舗を閉鎖した。
連結子会社の食品スーパーマーケットの(株)ヒラマツや外食の(株)オークフーズは、競合店の影響もあり、減収減益。(株)リテールバックオフィスサポートは、同社グループ内を中心に、店舗・施設の管理業務を継続して行い、(株)サンライズは、農産物等の加工・配送を担うことで、グループ全体の業務効率化に貢献している。
2020年の通期は、営業収益2680億円(1.0%増)、営業利益37億円(7.3%増)、経常利益40億円(6.5%増)、純利益15億円(5.0%増)を見込む。