ローソンnews|’20年2月期7302億円4.2%増・経常2.3%減/成城石井好調

(株)ローソン(東京都品川区、竹増貞信社長)が2020年2月期の本決算を発表した。

営業総収入は7302億3600万円(前年同期比4.2%増)、営業利益629億4300万円(3.6%増)、経常利益563億4600万円(2.3%減)、純利益201億0800万円(21.4%減)。

営業総収入に対する営業利益率は8.6% 経常利益率は7.7%。

国内コンビニエンスストア事業の営業総収入は4715億5100万円(0.6%増)、セグメント利益は471億2100万円(2.4%減)の増収減益だ。

商品では、変わらず好調な「悪魔のおにぎり」シリーズに加えて、2019年4月に発売した新シリーズ「金しゃりおにぎり」も人気を集めた。新シリーズ「SANDFULL(サンドフル)」が加わった調理パンも堅調に推移した。カウンターファストフードではリニューアルした「Lチキ」シリーズをはじめ、「MACHIcafé」の季節ごとの新商品が人気を集めた。デザートでも2019年3月に発売した「バスチー-バスク風チーズケーキ-」をはじめ、「UchiCafé」スイーツのヒット商品が相次ぎ、ローソンのスイーツが話題となった。

高齢化やセルフメディケーションへの意識の高まりを受けて、調剤薬局やドラッグストアチェーンとの提携を行って、ヘルスケア強化型店舗を展開している。一般用医薬品の取り扱い店舗数は222店舗。そのうち、調剤薬局併設型店舗数は49店舗、介護相談窓口併設型店舗数は24店舗、病院内コンビニ「ホスピタルローソン」は323店舗となった。

店舗展開では、ローソン、ナチュラルローソン、ローソンストア100を国内に554店舗出店した。一方で769店舗を閉店した。その結果、2月末時点の国内総店舗数は1万4444店となった。

傘下のスーパーマーケット事業(株)成城石井は営業総収入931億1900万円(7.4%増)、セグメント利益83億4800万円(12.6%増)の増収増益で好調だ。高品質で安心・安全にこだわるオリジナル惣菜は引き続き多くのお客に支持されており、売上げは堅調に推移している。直営店舗数は2月末日時点で154店舗となった。

エンタテインメント関連事業の営業総収入は853億4600万円(9.3%増)、セグメント利益は53億1300万円(18.1%増)。HMVの店舗数は2月末日時点で56店舗。また、シネコン事業は全国43サイト、389スクリーンの劇場を展開している。

海外事業では中国、タイ、インドネシア、フィリピン、米国ハワイ州において、各地域の運営会社がローソン店舗を展開している。とくに中国では、日系のコンビニエンスストアとして初めて上海市に進出して以来、重慶市、大連市、北京市、武漢市、合肥市、長沙市、瀋陽市などに拡大展開し、店舗数は2646店舗となった。

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