MrMax news|年商1223億円3.0%増で過去最高も販管費かさみ二桁減益
(株)ミスターマックスホールディングス(福岡市東区、平野能章社長)の2020年2月期は、既存店の好調に支えられ、営業収益は1223億1900万円(前期比3.0%増)となり、過去最高を記録した。
ただし、キャッシュレス決済比率の上昇により販売手数料が増加するなどして、販売費及び一般管理費は、273億3600万円(前期比2.2%増)となり、営業利益は24億5000万円(前期比10.8%減)、経常利益は22億3800万円(前期比17.3%減)と二桁の減益だ。純利益は、前期に法人税等調整額をマイナス⑷億7600万円計上したことの反動から、13億2100万円(前期比41.2%減)となった。
営業利益率は2%、経常利益率は1.8%。
既存店売上高は前年同期比104.2%と好調に推移した。商品部門別の売上高では、食品が年間を通じて好調で全体を牽引した。また消費税増税前の駆込み需要で、冷蔵庫や洗濯機などの大型家電や洗剤やペット用品などの日用消耗品の売上下も伸びた。一方で、7月の長雨や暖冬の影響で、衣料品や服飾雑貨、季節家電などの季節商品の売上げが伸び悩んだ。
6月に福岡県の本城店、10月に千葉県の新習志野店、11月に山口県の柳井店を改装し、これら改装店舗が貢献した。また12月6日に新フォーマットの1号店となる「ミスターマックス食品館月隈店」を福岡県に開設している。食品館月隈店は、従来の小型フォーマットよりさらに小型の427坪の売場面積の食品主力のディスカウントストアで、今後の出店モデルの1つという位置づけになる。同店は、菓子などの激安商品だけでなく、カット野菜、温めるだけのおかずセット、冷凍食品、少量パックの肉などの食品、医薬品や洗剤、化粧品、ペット用品やキッチン用品、文具や肌着など、暮らしの必需品を絞って品揃えしている。