ナフコnews|年商2176億円2.5%減収も経常利益19%増/PB比率35%
(株)ナフコ(福岡県北九州市、石田卓巳社長)が2020年3月期の本決算を発表した。
売上高は2177億5300万円と前年同期比2.5%の減収ながら、売上総利益は0.1ポイント上昇して、販管費が2ポイント下がったことから営業利益は83億1900万円(前年同期比18.9%増)、経常利益89億6400万円(19.1%増)の2桁増となった。純利益は49億4100万円(9.4%増)。
営業利益率3.8%、経常利益率4.1%。
従業員教育による販売力の向上や、お客のニーズにあった商品政策の強化に努めた。主力の「資材・DIY・園芸用品」の売上高は932億2300万円(0.3%増)。売上総利益325億0200万円(2.0%増)、売上総利益率34.9%。
価格競争の激しい商品分野である「生活用品」の売上高は597億5800万円(5.3%減)。売上総利益162億6700万円(0.7%減)、売上総利益率27.2%。
ナフコの強みである「家具・ホームファッション用品」も、価格競争の影響を受けて売上高445億2800万円(3.7%減)。売上総利益171億0800万円(3.2%減)、売上総利益率38.4%となった。
ナフコ八女インター店(福岡県八女市)の1店舗を新規出店して、7店舗を増床、1店舗を改装した。閉鎖店舗は9店舗。3月末で34府県に358店舗を展開している。
2021年3月期の今期は、売上高2180億円(前年同期比0.1%増)、営業利益8400億円(1.0%増)、経常利益90億円(0.4%増)、純利益50億円(1.2%増)を計画している。売上高に占めるPB商品の売上高の割合は2020年3月期が34.9%だったが、今期は40%を目指す。