ケーズnews|年商7082億円2.8%増・経常利益3.9%減/コロナで仕入高減少
(株)ケーズホールディングス(茨城県水戸市、平本忠社長)が2020年3月期決算は、売上高が7082億2200万円(前年同期比2.8%増)、営業利益329億8900万円(0.8%増)、経常利益370億4000万円(3.9%減)、当期純利益215億2500万円(9.6%減)。
営業利益率4.7%、経常利益率5.2%。
長梅雨、台風や水害および暖冬などの天候不順、消費増税後の需要反動減によるマイナス要因はあったが、消費増税前の駆け込み需要が大きなプラス要因となり、売上高全体としては前年同期を上回った。
3月に政府から休校要請や外出自粛要請などが発出され、店舗の営業時間を短縮したが、売上高に与える影響は軽微なものにとどまった。
利益面では、新型コロナウイルス感染拡大で取引先の商品供給が不安定になり、仕入高が前年同期よりも減少して、仕入高に応じたインセンティブが減少した。しかし高付加価値商品の販売が伸び、営業利益を確保した。経常利益と純利益は仕入割引の減少の影響もあって、前年同期を下回った。
直営店18店を開設し、直営店12店を閉鎖した。3月末の店舗数は504店(直営500店、FC店4店)。また2019年4月24日に、AndroidTV機能を搭載したテレビ向け公式アプリ「ケーズデンキおうちでショッピング」の提供を開始している。