セブン&アイnews|6月既存店はヨーカ堂1.0%増・ベニマル5.9%増
(株)セブン&アイホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)が2020年6月の月次営業情報を公開した。
(株)セブン-イレブン・ジャパンの既存店売上高は101.0%。客数は92.1%、客単価はまとめ買いもあって109.7%と伸びた。チェーン全体では99.9%。店舗数は2万0880店。
7-Eleven, Inc.の米国内既存店の商品売上高は101.8%。チェーン全体ではガソリン市場が低落したこともあり、ガソリン売上げが69.3%と引き続き低く、総売上げは86.7%だった。
(株)イトーヨーカ堂の既存店の総売上高(SC計)は101.0%と1.0%前年を上回った。そのうち商品売上高は105.8%。客数は96.5%と前年割れしたが、客単価はまとめ買い効果もあって109.6%となった。5月26日に緊急事態宣言は解除されて、アリオなど商業施設内の専門店も徐々に営業を再開したが、テナント収入は91.4%だった。
(株)ヨークベニマルは新型コロナウイルスの感染を避けるため、既存店の客数は97.0%と減っているが、まとめ買いの傾向は続いていて、客単価は109.1%、売上高は105.9%となった。全店ベースでも108.5%。
外出自粛は徐々に改善されたものの、百貨店と外食は引き続き新型コロナウイルスのマイナス影響を受けた。(株)そごう・西武は売上げが82.0%の18.0%減。それでも最悪だった4月からは約60ポイント改善している。デニーズを運営するセブン&アイ・フードシステムズの既存店は68.0%の32.0%減。こちらも4月から約25ポイント増加した。