リテールパートナーズnews|第3Q営業収益1822億円6%増・経常利益2倍
(株)リテールパートナーズ(山口県防府市、田中康男社長)の2021年2月期第3四半期は、
営業収益が1822億6000万円(前年同期比6.2%増)、営業利益63億7900万円(133.2%増)、経常利益70億8800万円(114.9%増)、四半期純利益47億9900万円(130.0%増)。
営業利益率3.5%、経常利益率3.9%。
リテールパートナーズは(株)丸久、(株)マルミヤストア、(株)マルキョウのスーパーマーケット3社で構成される。
中心的事業であるスーパーマーケット事業の営業収益は1675億1100万円(5.6%増)、営業利益は62億0300万円(119.9%増)。既存店の改装による集客力の強化と商品の差別化戦略により、客数の増加と収益力の回復を図り、生産性向上と経費削減により利益率の改善に取り組んでいる。
丸久は、デジタルシフトによるスマートストアの確立に向け、2020年7月にアルク到津店(北九州市小倉北区)で、(株)RetailAIが開発したレジ機能付きショッピングカートの運用を開始している。また生鮮商品の強化と、店舗における生産性向上を目的として丸久プロセスセンターを新設し、10月25日から稼働を開始。商品製造拠点が一元化され物流体制の最適化を図る。営業店舗数は86店舗(うち「アルク」は42店舗)。
マルミヤストアと傘下の(株)新鮮マーケットは、販促企画の自粛など経費の減少による利益の大幅な増加があったことから、次期に予定していた店舗修理や従業員教育動画の撮影を今期に実施している。改装のため坂ノ市店(大分県大分市)を11月から休業しているため、営業店舗数は41店舗。
(株)マルキョウは、「生鮮強化型の店舗運営」をさらに強化。加工食品を日替わり企画からEDLP(エブリデイ・ロープライス)に切り替え、コンビニやドラッグストアとの差別化を進める。第3四半期には9月に早岐店(長崎県佐世保市)、10月に柳川店(福岡県柳川市)、11月に桧原店(福岡市南区)を改装した。営業店舗数は85店舗
マルミヤストア傘下の(株)アタックスマートが担うディスカウントストア事業は、営業収益148億3400万円(13.9%増)、営業利益3億9800万円(148.2%増)。11月に龍田店(熊本市北区)と新鮮市場AX安岐店(大分県国東市)を改装した。店舗数は30店舗。