キャンドゥnews|年商730億円2.4%増・経常利益26%増/店舗数1065店
(株)キャンドゥ(東京都新宿区、城戸一弥社長)が2020年11月期決算を発表した。売上高は730億3400万円(前年同期比2.4%増)、営業利益が15億5800万円(30.6%増)、経常利益16億4300万円(26.4%増)、当期純利益4億4000万円(35.2%増)。コロナ対応の衛生用品や消耗品の特需が発生して売上げ・利益とも増大した。
営業利益率2.1%、経常利益率2.2%。
売上高の内訳は直営店が629億8600万円(構成比86.2%、前期比100.3%)、FC店への卸売上高が88億8400万円(構成比12.2%、前期比117.6%)、その他売上高は11億6300万円(構成比1.6%、前期比124.4%)。
キャンドゥグループは、2018年11月期からの3カ年中期計画「Next3」を定め、最終年度は、全社方針を「選ばれる独自性の確立」、事業方針を「変化に対応する構造改革の実行」として収益向上の体制づくりに取り組んだ。
商品開発では100円以外の価格帯の商品販売を開始した。またインスタグラムを中心としたSNSでの情報発信と分析を行い、コト消費への需要の取り込みを進めた。
出店・退店戦略では、大手法人企業とのフランチャイズ契約による出店、商業施設・駅ビルへの直営店舗を主とする出店を進めた。新規出店実績は、66店舗(直営店23店舗、FC店43店舗)、退店は直営の母店を中心に51店舗。11月末で1065店舗を運営する。内訳は直営店710店舗、FC店347店舗、海外FC店8店舗。
今2021年11月期は、売上高741億円(前期比101.5%)、経常利益17億7200万円(前期比107.8%)、当期純利益4億6300万円(前期比105.2%)を見込む。