イオン北海道news|年商3199億円72.1%・経常利益15.7%の増収増益

イオン北海道(株)(札幌市白石区、青栁英樹社長)が2021年2月期の本決算を発表した。

売上高は3199億円(前年比72.1%増)、営業利益93億6500万円(15.5%増)、経常利益92億9700万円(15.7%増)、四半期純利益58億5200万円(51.1%増)と2桁台の増収増益となった。

営業利益率、経常利益率ともに2.9%。

イオン北海道は、2020年3月1日にマックスバリュ北海道(株)と経営統合した。旧マックスバリュ北海道の店舗を含む既存店売上高は前年比では2.3%減。

業態別の売上高では、GMS(総合スーパー)が1750億1800万円(2.6%減)。第1四半期の専門店休業や外出自粛による客数減少の影響を大きく受けた。SM(スーパーマーケット)、DS(ディスカウントストア)は巣ごもり需要による内食ニーズの高まりで生鮮食品を中心に好調だったことや、短時間で買物を済ませたいニーズの高まりもあって前年より伸長した。SMは973億2900万円(5.6%増、旧マックスバリュ北海道店舗含む既存店前年比2.9%増)、DSは407億8800万円(7.0%増、旧マックスバリュ北海道店舗含む既存店前年比2.1%増)。

衣料部門では、ファッションマスクやリラクシングウェアなど新しい生活様式に対応したカテゴリーは伸長したものの、社会行事の中止、外出自粛によってビジネス、トラベル関連商品が大きく影響を受け、前年比18.5%減(旧マックスバリュ北海道店舗含む既存店前年比19.2%減)となった。食品部門は前年比117.2%増(旧マックスバリュ北海道店舗含む既存店前年比2.5%増)と堅調で、全体の売上高を下支えした。なお、食品部門は10期連続の増収。住居余暇部門では、衛生用品やゲーム関連商品、手芸用品などが好調だった一方、化粧品関連が低調で前年比14.0%増(旧マックスバリュ北海道店舗含む既存店前年比0.8%減)となった。

商品に関しては、「食品商品開発部」による産地開発や商品開発に取り組み、北海道産の原料を使用した地域ならではの商品を当事業年度で約760品目開発し、約40億円売り上げた。また、SMで実施していた旬の食材を使ってメニュー提案する取り組み「楽はやっ!クッキング」をGMS全40店舗に拡大した。

インターネット販売事業は、売上高前年比45.8%増と大きく伸長した。ネットスーパーでは、新しい生活様式に対応すべく玄関先で商品を受け渡すサービスを開始したほか、システムの機能改善や作業場導線を改善するなど受注件数拡大に努め、売上高前年比32.3%増となった。インターネットショップ「eショップ」では、WEB専用サイト6企画を立ち上げ、売上高前年比は165.6%とたいへん好調だった。

マックスバリュ日新店(苫小牧市)、ザ・ビッグアモール店(旭川市)、まいばすけっと3店舗(札幌市)を新規出店した。また、商圏特性に応じた品揃えの実現と設備の一新を目的として、5店舗の大型活性化を実施した。

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