サミットnews|年商3265億円6.8%増・経常利益51%増の過去最高益
サミット(株)(東京都杉並区、服部哲也社長)の2021年3月期は、営業収益が3264億9400万円、売上高が3136億4900万円で、いずれも前期比6.8%増。また営業利益が126億2200万円(前期比49.0%増)、経常利益138億9300万円(50.8%増)、当期純利益95億7000万円(83.4%増)と、コロナ特需で過去最高益をたたきだした。
営業利益率は4.0%、経常利益率は4.4%。
衣料品チェーンのサミット・コルモを除く、サミット単体の営業収益は3194億0900万円(前期比7.2%増)、売上高3056億5700万円(7.3%増)、営業利益が130億5800万円(51.4%増)、経常利益143億3900万円(53.0%増)、純利益100億2300万円(83.4%増)と、単体でも過去最高益を弾いた。
既存店売上高は客数が4.3%減も客単価が11.4%増となり、まとめ買い購入が顕著となり売上高は6.6%増と伸びた。服部哲也社長は「コロナ禍のなか、社員一人一人の頑張りで勝ち取った数字」と現場を評価した。
生鮮3部門は巣ごもりの調理需要から12.2%と伸長した。「野菜の旬の提案と商品化、鮮魚の即食商品化、精肉のPC(プロセスセンター)活用と畜種別から食べ方提案への棚割り変更などが内食需要を捉えた」(服部社長)。
新規出店は、2020年5月に桜木町コレットマーレ店(神奈川県横浜市・売場面積1688㎡)、7月に神田スクエア店(東京都千代田区・337㎡)、12月に五反野店(東京都足立区、2102㎡)、2021年3月に西荻窪駅前店(東京都杉並区、770㎡)の4店舗。一方でクロスガーデン川崎店(神奈川県川崎市)、川越藤間店(埼玉県川越市)、霞が関店(埼玉県川越市)の3店舗を閉鎖した。
2021年度(2021年4月~2022年3月)は、営業収益が3200億円(前期比2.0%減)、売上高が30000億円(4.4%減)、営業利益が86億円(31.9%減)、経常利益90億円(35.2%減)、純利益60億円(37.3%減)を見込む。これはサミット・コルモとの経営統合後の数値になる。