DCMnews|第1Q営業収益1193億円5.2%減・経常利益11.3%減
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長)が2022年2月期の第1四半期決算を発表した。営業収益は1193億3500万円(前年同期比5.2%減)、営業利益が103億8000万円(10.6%減)、経常利益が103億5100万円(11.3%減)、そして四半期純利益は75億7900万円(7.0%減)の減収減益だ。
営業利益率、経常利益率ともに8.7%。
既存店売上高は前年同期比3.3%減。アルコール除菌関連商品やハンドソープなど新型コロナウイルス対策商品に需要の前期反動減はみられるものの、引き続きガーデニング需要は堅調だった。売上総利益率は前年同期比0.1%プラスと改善。DCMブランド商品は、商品開発・販促強化などに取り組んだ効果もあって、好調に売上げを伸ばし、売上高構成比率は1.7%、値入率も0.8%とアップした。
好調の園芸部門の売上高は238億6000万円(0.9%増)。生活様式の変化によりガーデニングの需要が拡大し、植物や用土などが好調に推移した。DCMブランド商品は、培養土、除草剤などが好調だった。
ホームインプルーブメント部門の売上高は250億8100万円(2.2%減)。地震の影響により防災用品は好調に推移した。また、降雨量が多かったこともあり合羽や長靴など雨具用品も好調だった。一方、DIY関連商品は全体として前期の反動から低調だった。
ホームレジャー・ペット部門の売上高は171億5500万円(3.4%減)。前期は自転車用品が低調だったが今期はその反動から好調に推移した。室内スポーツ・トレーニング用品は低調だった。
ハウスキーピング部門の売上高は256億9200万円(11.5%減)。新型コロナウイルス感染対策としてのアルコール除菌関連商品などに前期の反動減があった。しかしマスクは好調。DCMブランド商品は「メガネが曇りにくいマスク」が好調だった。
ホームファニシング部門の売上高は66億3500万円(9.2%減)。在宅勤務の拡大でビジネスチェアといったオフィス家具、ビニールクロスが好調だった。カーテンや収納用品は低調だった。
ホームエレクトロニクス部門の売上高は95億6300万円(0.2%増)。前期は敬遠されていたエクステリア・リフォームは好調に推移した。また空調機器についても新型コロナウイルス対策として好調に推移した。
5月末店舗数はホームセンター512店、プロユースに特化した専門店「ホダカ」48店、地域密着型の小型店「ニコット」106店の計666店。ケーヨー169店を含めるとDCMグループとしては835店を全国にネットワークする。