北雄ラッキーnews|第2Q売上高198億円1.9%減・経常利益30.6%減
北雄ラッキー(株)(札幌市手稲区、桐生宇優社長)の2022年2月期第2四半期は、売上高が197億9000万円(前年同期比1.9%減)、営業利益2億3400万円(32.4%減)、経常利益2億5000万円(30.6%減)、四半期純利益1億5800万円(34.4%減)。特需の反動に加えて、外出自粛の常態化による客数の低迷、低価格志向の強まりがあり、売上高は前年同期を下回り減収となった。北雄ラッキーは札幌市を中心にスーパーマーケットと衣料専門店を34店舗展開している。
営業利益率1.2%、経常利益率1.3%。
巣ごもり消費・内食需要は継続。また7月、8月の記録的な猛暑の影響もあって、果物、惣菜、涼味関連が好調だった。しかし顧客来店頻度は伸び悩んでいる。そのため、ID-POSデータ活用による高併売率商品の拡充、コジカカードと連動した販促提案、パック単価の適正化などによって、一人当たり買上点数アップと来店頻度アップに努めた。
北雄ラッキーでは重点項目の取り組みとして、
・新デリカセンターの稼働に伴う収益力向上の基盤づくり
・競合他社との優位性を図るための商品力強化(6MDの深耕)
・来店頻度向上を目的とする販売力の強化
・マーケティング力の強化によるストア・ロイヤリティの向上とファミリー顧客層の拡大
・ローコスト運営の徹底と業務効率の改善
・財務体質の強化
を掲げている。営業面での最重点取り組みは、センター機能の再構築による生産性向上と商品力強化を目的として、新デリカセンター(2021年11月予定)を小樽市銭函の既存デリカセンターと同一敷地内に建設中だ。新デリカセンターの稼働により、サラダ・生野菜商品などの品揃え拡充と、簡便・個食向け商品や付加価値商品の開発など、商品内製化による収益力向上に向けた体制を整備する。