コメリnews|第2Q営業収益1969億円(3.2%減)/プロ用PB工具をローンチ
(株)コメリ(新潟県新潟市、捧雄一郎社長)が2022年3月期の第2四半期決算を発表した。同社は当期期首から「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を適用している。したがって昨対数値は2021年3月期に当該会計基準等を適用したと仮定した場合の数値となっている。
営業収益1969億4300万円(前年同期比3.2%減)、営業利益177億4300万円(13.9%減)、経常利益178億6600万円(14.0%減)、四半期純利益120億2900万円(14.9%減)。
営業利益率9.0%、経常利益率9.1%。
営業概況としては、前年度の緊急事態宣言下で急増した需要の反動減や、天候不順等の影響があったが、DIY、ガーデニング資材等を含む工具・金物・作業用品、リフォーム資材・エクステリア用品、園芸・ 農業用品のカテゴリーは底堅く推移した。また、住まいの環境改善ニーズは依然として高く推移しており、リフォーム需要は堅調に推移した。
業態別売上高の状況は既存店でパワーが95.5%、PRO96.9%、ハード&グリーン93.3%。全店ベースではパワー103.1%、PRO164.5%、ハード&グリーン93.6%。なお、2019年比ではパワーが114.0%、PRO266.7%、ハード&グリーン101.5%と、コロナ前と比較しても伸長している。
商品別売上高は工具・金物・作業用品が前年比95.7%、リフォーム資材・エクステリア用品が唯一前年クリアの103.3%、園芸・農業用品が99.6%、日用品・ペット用品が93.6%、家電・レジャー用品が91.3%、インテリア・家庭用品が90.5%、燃料他が91.4%だった。
重点施策として進めている自社開発商品については、プロユースのニーズに対応した電動工具のカテゴリーブランド「UBERMANN」をデビューさせた。また、eコマース販売では、1200以上の店舗網と商品在庫の見える化等を活用し、オンラインで購入し店舗で商品をピックアップする「BOPIS (Buy Online Pick up In Store)」の取り組みを進めたことで、堅調に推移した。
第2四半期は、パワー3店、ハード&グリーン2店、PROを1店、開店した。また業態転換や移転増床に伴い、ハード&グリーンを3店舗閉店した。よって上期期末時点の店舗数は、パワー79店舗、ハード&グリーン1117店舗、PRO7店舗、アテーナ8店舗の合計で 1211店舗となった。なお、この他には非連結子会社が運営する海外のハード&グリーン1店舗ある。