千趣会news|第3Q売上高535億円(10%減)・経常利益5億円で黒字転換

(株)千趣会(大阪府大阪市、梶原健司社長)が2021年12月期の第3四半期決算を発表した。

売上高535億4000万円(前年同期比10.0%減)、営業利益4億6200万円(前年同期は10億7500万円の営業損失)、経常利益5億0300万円(前年同期は45億7700万円の経常損失)、四半期純利益4億7900万円(前年同期は50億7000万円の四半期純損失)と黒字転換した。

営業利益率、経常利益率ともに0.9%。

カタログおよびインターネットを中心とする「通信販売事業」は売上高465億2100万円 (4.9%減)、営業利益11億5300万円(34.9%減)となった。通信販売事業はコロナ禍による巣ごもりの特需が落ち着いたため、前年同期との比較ではマイナスとなったものの、コロナ禍以前の2019年度比では堅調に推移している。7月に発表した中期経営計画の推進体制強化と、デジタルを活用した事業変革の前提となる基幹システムの刷新に向けた手数料や人件費等の増加により、減収減益となった。

「ブライダル事業」の売上高は17億3300万円(51.3%減)、営業損失は10億4500万円(前年同期は5億0500万円の営業損失)。なお、第1四半期末の株式売却に伴い、ブライダル事業の子会社(株)ワンダーステージは同グループの連結対象から除外している。

法人向けの商品・サービスを提供する「法人事業」の売上高は36億2200万円(4.8%減)、営業利益は2億8900万円(20.2%減)となった。取引先の通信販売の拡大によって物流・コールセンター業務の受託は増えたものの、前年と比べてノベルティサービスの利用が減った。

ベルメゾン会員を対象とした保険選びサポートを行う「保険事業」は売上高2億8400万円(4.6%増)、営業利益1億1600万円(4.1%減)となった。

子育て支援事業、化粧品製造販売事業等を行う「その他の事業」の売上高は13億7800万円(1.6%増)、営業損失は5100万円(前年同期は0百万円の営業損失)だった。

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