サンドラッグnews|第2Q売上高3268億円3%増・経常利益9%減の増収減益

(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)が2022年3月期の第2四半期決算を発表した。同社は「収益認識に関する会計基準」等を、今年度の期首から適用している。

売上高は3267億5400万円(前年同期比3.3%増)、営業利益179億2800万円(8.9%減)、経常利益182億4000万円(9.3%減)、そして四半期純利益が124億5500万円(7.6%減)の増収減益となった。

営業利益率は5.5%、経常利益率は5.6%。

セグメント業績は以下のとおり。

ドラッグストア事業の売上高は2155億2300万円で前年同期比2.5%増、営業利益は118億6000万円で12.4%減少した。天候不順、前年の巣ごもり需要の反動減、駅前型店舗のインバウンド需要消失、外出自粛やテレワークによる人流減少などの影響によって低調だった。しかし一方で、生鮮食料品を導入するなどの積極的な店舗改装や、インバウンド・化粧品需要の減少が一巡したことなどにより、売上高は前年同期を上回った。経費面では、セミセルフレジの導入や、前年同期に抑制したチラシ販売、改装などを実施したため、増加した。

ドラッグストア事業の出店状況は、17店舗を新規出店、47店舗を改装したほか、9店舗を閉店し活性化を図った。

ディスカウントストア事業の売上高は1341億2900万円(5.2%増)、営業利益は60億6800万円(1.1%減)となった。ドラッグストア事業と同様、天候不順や反動減などが見られたものの、感染症予防対策商品の増加、食料品の販売強化や積極的な店舗改装などにより、売上高が前年同期を上回った。

ディスカウントストア事業の出店状況は、新規出店8店舗、スクラップ&ビルド2店舗と改装10店舗、そして閉店は2店舗。

以上の結果、第2四半期末時点のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業が911店舗(直営店717店舗、(株)星光堂薬局70店舗、(株)サンドラッグプラス62店舗、フランチャイズ店62店舗)、ディスカウントストア事業(ダイレックス(株))が319店舗の、合計1230店舗となった。

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