ワークマンnews|第3Q売上高1260億円・経常利益231億円・総店舗935店
(株)ワークマン(群馬県高崎市、小濱英之社長)が2022年3月期第3四半期の決算を発表した。今年度から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、前年比増減率は記載していない。
2021年4月1日~12月31日の業績は、売上高1259億6300万円、営業総収入917億7800万円、営業利益225億8500万円、経常利益230億5300万円、そして四半期純利益は143億1300万円となった。
売上高に対する営業利益率は17.9%、同経常利益率は18.3%と極めて高い。
商品では、プロ職人向け商品の再構築に取り組み、スタイリッシュ作業服へ本格参入した。「PRO CORE」シリーズの開発を強化し、ジョガーパンツやヒーターウエアなど新たなスタイルと価格帯で幅広い層へアプローチした。一般向け商品では、女性衣料やアウトドア関連など需要が高いカテゴリーを引き続き拡充させたほか、ロングセラーの「ストレッチレインスーツ」をバージョンアップし、さらなる客層拡大に取り組んだ。これによりPB(プライベート・ブランド)商品のチェーン全店における売上高構成比は前年同期比で2.8ポイント増の62.4%へ上昇した。
販売では、AIを活用した需要予測発注システムの多店舗展開をスタートさせ、店舗での在庫最適化と発注業務の軽減に取り組んだ。また、ネットとリアルの融合策として、店舗受取限定のネット販売チャネルを新設した。飽和状態の店舗陳列スペースの限界を打破する無在庫販売に挑戦し、加盟店運営のサポート体制を強化した。
店舗展開では、プロ職人向けをさらに強化した新業態「ワークマンプロ」を開業して、専門性重視の方針を打ち出した。「#ワークマン女子」では、新たに郊外ショッピングモールの敷地内にロードサイド型店舗を出店し、他社との買い回り効果を創出した。
ロードサイドに27店舗、ショッピングセンターに4店舗を新規出店した。11店舗でスクラップ&ビルドを実施し、59店舗でワークマンプラスへの改装を行った。
12月31日時点の営業店舗数は、フランチャイズ店舗が前期末より33店舗増加して894店舗となり、直営店が4店舗減少して41店舗となった。47都道府県下に合計935店舗(ワークマンプラス363店舗・#ワークマン女子11店舗・ワークマンプロ1店舗)を展開している。