DCMnews|21年度年商4448億円5.6%減・経常利益2.6%増
DCMホールディングス(株)(東京都品川区、石黒靖規社長)が2022年2月期の本決算を発表した。
営業収益は4447億5000万円(前年同期比5.6%減)、営業利益306億4900万円(1.3%増)、経常利益303億1700万円(2.6%増)、当期純利益188億0900万円(1.2%増)と減収増益だ。
営業利益率6.9%、経常利益率6.8%。
同社は2021年3月1日にDCMホールディングスが完全子会社として新たに設立したDCM(株)にホームセンター事業を承継させ、さらにホームセンター事業会社5社を統合した。この統合によって経営面と執行面を明確に分けた。経営面では法人格を統一することでホームセンター事業全体の戦略に関する意思決定の迅速化を図り、執行面では地域・店舗・商品等の戦略を展開した。
販売面では、前期のコロナ需要や特別定額給付金による需要の反動減等の影響により減収となったが、パンデミック前から取り組んできた商品強化と売場拡大の効果もあって、ガーデニング用品やDIY用品、レジャー用品は好調に推移している。またDCMブランド商品は、商品開発・販促強化などに取り組んだ結果、好調に売上高および売上高構成比率を伸ばした。
商品別売上高では、園芸部門が666億6100万円(0.6%減)、ホームインプルーブメント部門が966億1400万円(1.9%減)、ホームレジャー・ペット部門が637億7900万円(4.9%減)、ハウスキーピング部門が1010億4700万円(8.2%減)、ホームファニシング部門が248億3000万円(10.6%減)、そしてホームエレクトロニクス部門が471億2100万円(8.0%減)。
DCMグループは2021年度中、9店舗の新規出店と3店舗の退店を実施した。これにより、期末店舗数は669店舗となった。
なお、2023年2月期は、営業収益4951億円、営業利益310億円、経常利益307億円、当期純利益190億円を見込む。また店舗面では、12店舗の新規出店を計画している。