エディオンnews|第1Q売上高1649億円0.1%減も経常利益15.1%増の減収増益
(株)エディオン(大阪府大阪市、久保允誉会長兼社長)が2023年3月期第1四半期の決算を発表した。
4月1日~6月30日の売上高は1648億5400万円(前期比0.1%減)と減少したが、売上高の商品構成の変化などにより売上総利益率が改善したことに加え、販売費および一般管理費の圧縮に努めたことなどから、営業利益は31億2100万円(27.1%増)、経常利益は29億7300万円(15.1%増)、四半純利益は21億7100万円(25.0%増)と微減収、大幅増益となった。
営業利益率は1.9%、経常利益率は1.8%。
商品については、エアコンなど季節家電や、冷蔵庫などの生活家電が好調であったほか、住宅設備や携帯電話が前年を上回った。一方で、テレビなど映像家電やパソコンを含む情報家電は、前年の「オリンピック需要」や「巣ごもり需要」などの反動から低調に推移した。
同社は 2022年4月27日付で、(株)ニトリホールディングスと資本業務提携契約を締結した。経営資源やノウハウを相互活用し、両グループの事業拡大を図ることを目的として、主に以下の事項について協議・検討を行う。⑴魅力的な店舗開発に向けた協働、⑵商品の相互交流と商品ラインアップ拡充、⑶EC事業でのシナジー創出、⑷物流ネットワーク及び設置サービス、アフターサービスネットワークの相互活用、⑸リフォーム事業、法人ビジネスにおけるシナジー創出。
店舗展開については、家電直営店として「エディオンホームズ川崎大師店(神奈川県)」、「エディオンオアシスタウン吹田SST店(大阪府)」、「エディオンダイナシティ小田原店(神奈川県)」、「エディオンルビットタウン刈谷店(愛知県)」の4店を新設した。また、「エディオントキハ別府店(大分県)」、「エディオンアクロスプラザ三原店(広島県)」の2店舗を移転し、「100満ボルト金沢高柳店(石川県)」の1店舗を建て替えた。非家電直営店としては1店舗を閉鎖した。また、フランチャイズ店舗は3店舗の純増加だった。これにより6月末時点の店舗数はフランチャイズ店舗756店舗を含め1208店となった。
通期は、売上高7360億円(3.1%増)、営業利益225億円(19.7%増)、経常利益225億円(4.2%増)、当期純利益140億円(6.8%増)を見込む。