青山商事news|第2Q売上高768億円14.4%増・経常損失4億円も赤字幅減少
青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)が2023年3月期第2四半期決算を発表した。
売上高768億0400万円(前年同期比14.4%増)、営業損失18億7700万円(前年同期は営業損失70億5900万円)、経常損失4億3800万円(前年同期は経常損失62億2400万円)、そして四半期純損失は24億5100万円(前年同期は四半期純損失75億8600万円)だった。
中核部門であるビジネスウェア事業は、売上高490億4700万円(前年同期比20.1%増)、セグメント損失(営業損失)34億2700万円(前年同期はセグメント損失73億7400万円)。ビジネスウェア事業を行っているのは、青山商事に加えてグループ企業であるブルーリバース(株)、(株)エム・ディー・エス、(株)栄商、服良(株)、青山洋服商業(上海)有限公司、メルボメンズウェアー(株)である。
新型コロナウイルス感染症再拡大による一時的な集客の落ち込みはみられたものの、コロナ禍で停滞していた買い替え需要や行動制限緩和によるオケージョン需要の回復が見られ、主力アイテムのメンズスーツやフォーマルウェアの売上げが前年同期を大きく上回ったことなどから、既存店売上高は前年同期比122.6%と伸長した。
第2四半期まで(4月~9月)のメンズスーツの販売着数は前年同期比112.3%の42万4000着、平均販売単価は前年同期比104.0%の2万7589円となった。期末店舗数は国内が759店舗、海外(上海)が15店舗、メルボメンズウェアー(株)の「麻布テーラー」が27店舗。
カード事業の売上高は25億1800万円(前年同期比3.6%増)、セグメント利益は11億4700万円(1.3%減)。経済社会活動の正常化に伴いショッピング収入が増加したものの、新規会員獲得を目的とした販促費が増加した。
印刷・メディア事業の売上高は51億9600万円(前年同期比19.1%減)、セグメント利益は600万円(前年同期はセグメント損失4億0400万円)。印刷 ・販促関係の需要回復はあったものの、前年同期にあったデバイス端末の大口売上げの反動があった。
雑貨販売事業は、売上高80億2700万円(前年同期比2.7%減)、セグメント利益1億8000万円(49.4%減)。行動制限の緩和などによる巣ごもり需要減に加え、水道光熱費やキャッシュレス決済に伴う手数料などの経費が増加した。
総合リペアサービス事業は、売上高60億0200万円(前年同期比27.9%増)、セグメント利益5300万円(前年同期はセグメント損失5億8200万円)となった。経済社会活動の正常化に伴い、日本、海外事業ともに需要が回復した。
フランチャイジー事業は、売上高62億1900万円(前年同期比27.4%増)、セグメント利益は4億0900万円(前年同期はセグメント損失1億3100万円)。主にフードサービス事業で、前年同期の時間短縮営業や酒類提供の自粛等の影響の反動があった。
その他事業は、売上高8億8800万円(前年同期比9.4%増)、セグメント損失1億0600万円(前年同期はセグメント損失1億2100万円)となった。