ニトリnews｜第3Q売上高6318億円4.2%増/ニトリ事業800店突破

(株)ニトリホールディングス(札幌市北区、白井俊之社長)が2023年2月期の第3四半期決算を発表した。

第3四半期の連結業績は、売上高が6317億6900万円(前年同期比4.2％増)、営業利益が950億4700万円(12.0％減)、経常利益が975億6400万円(11.7％減)、そして四半期純利益が665億3500万円(12.2％減)と増収減益だった。

営業利益率は15.0％、経常利益率は15.4％。

セグメント別の業績をみていく。

ニトリ事業は、売上高が5447億1200万円(7.9%増)、営業利益が911億1200万円(13.5％減)だった。第3四半期期間は、ニトリ27店舗、デコホーム24店舗と積極的な出店を進めた。とくに「ニトリ目黒通り店」および「ニトリ池袋サンシャイン60通り店」は、実際の部屋をイメージした部屋型プレゼンテーションを多数展開した、都内の旗艦店としてオープンした。また7月には、早い時間帯に買物をしたいという顧客の声から、353店舗で開店時間を11時から10時に繰り上げた。

販売費及び一般管理費については、物流の効率化による発送配達費の削減などを行って、抑制に努めた。だが急激な円安の進行や原油高に起因する輸入コストの上昇等により売上原価が増加した。その結果、営業利益は前年に対し下回って減益となった。

島忠事業は、売上高が924億6100万円(11.6%減)、営業利益が34億9400万円(29.5％増)となった。4月から島忠全店およびECサイト「シマホネット」でのニトリポイント付与・利用が可能となったことに加え、グループ配送網を活用した全国一律料金での配送が可能となっている。

第3四半期期末時点のグループ店舗数は、863店舗（ニトリ事業809店、島忠事業54店）となった。ニトリ事業の店舗内訳は、ニトリ511店、デコホーム160店、Nプラス22店、そして海外事業が116店(中国、台湾、米国、マレーシア、シンガポール)。