吉野家HD、3.6億の赤字から来期10億の黒字へ

「牛丼の吉野家」の吉野家ホールディングス(HD)。
15日に発表した2013年2月期決算(連結)は、

売上高は1645億9900万円で、
営業利益18億7700万円、経常利益24億6000万円、

最終損益が3億6400万円の赤字だった。

グループ資源の共通化を図り、規模のメリットを追求したが、
原材料価格の高騰などが響いて最終赤字となった。

吉野家HDの主要な事業セグメントは、
牛丼の「国内吉野家」「海外吉野家」、すしの「京樽」、ステーキの「どん」、
そしてセルフ式讃岐うどんの「はなまる」の5つ。

これら事業セグメントごとの業績は次のとおり。
【国内吉野家】
売上高 865億5300万円、セグメント損益 19億1600万円、店舗数 1193店舗
【海外吉野家】
売上高 98億8000万円、セグメント損益 ▲2億1000万円、店舗数 577店舗
【京樽】
売上高 242億0500万円、セグメント損益 ▲1億3700万円、店舗数 330店舗
【どん】
売上高 208億5300万円、セグメント損益 3億9200万円、店舗数 172店舗
【はなまる】
売上高 192億7900万円、セグメント損益 9億0700万円、店舗数 327店舗

海外吉野家の店舗数は、
国内吉野家(1193店舗)の約半分の577店舗まで拡大した。

これは、2013年2月期に、
中国大陸をはじめフィリピンやインドネシア、タイなどに
合計109店舗の新規出店を行った結果。

2014年2月期(連結)は、
景気の緩やかな回復や米国産牛肉の輸入制限緩和などを受け、

売上高1730億円、営業利益30億円、経常利益31億円、
そして最終損益が10億円の黒字化を見込む。

赤字から黒字へ。

消費税増税を控えた今年度、
吉野家HDにとって、河村泰貴社長にとって、
まさに正念場となる1年だ。

正念場ということは、
今年の吉野家HD、面白いに違いない。

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