AOKI news|年商1762億円13.7%増・経常利益93.3%増の増収増益

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、田村春生社長)が2023年3月期の本決算を発表した。

2022年4月1日~2023年3月31日の業績は、売上高1761億7000万円(前年比13.7%増)、営業利益102億3500万円(88.0%増)、経常利益84億3000万円(93.3%増)、当期純利益56億3200万円(119.7%増)だった。

営業利益率は5.8%、経常利益率は4.8%。

ファッション事業は売上高945億1900万円(106.6%)、営業利益66億6200万円(138.9%)。スーツ・フォーマル関連商品への回帰に伴い、改めて「スーツの良さ」を伝えるCMを展開するとともに、フレッシャーズに向けて、メンズ、レディースそれぞれのキャンペーンキャラクターを起用した「フレッシャーズ応援フェア」を開催した。カジュアル商品では「パジャマスーツ」のラインナップの拡大や「スーツ屋の仕立てたTシャツ」などのコーディネートアイテムを展開した。レディースでは、セットアップを中心とした「MeWORK(ミワク)」プロジェクト商品などさまざまなアイテムを拡充した。また、ORIHICAでは、レディース商品のみを取り扱う単独ポップアップショップをオープンした。

店舗面では、ORIHICAで3店舗を新規出店した一方、営業効率改善のためAOKIで7店舗、ORIHICAで10店舗を閉鎖した。3月31日時点の店舗数は596店(前期末610店)。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高94億1200万円(118.0%)、営業利益3億8500万円(前年は営業損失5億8000万円)。WEBやSNSを活用した効率の良い集客施策を継続するとともに、各ウエディングスタイルの更なる磨き上げを実施した。また、アニヴェルセル表参道は、2022年12月29日にリニューアル工事のため閉館し、2023年9月に新たな施設としての開館に向けて、準備を進めている。

エンターテイメント事業の売上高は712億6900万円(125.0%)、営業利益は33億3300万円(565.0%)。複合カフェの快活CLUBでは、引き続き鍵付完全個室の導入と無料の資格学習サービスやテレ東BIZ見放題などのコンテンツの提供を行うとともに、期間限定でトルコライスフェアの実施など飲食メニューを充実させた。カラオケのコート・ダジュールは、有名ラーメン店とのコラボレーションメニューなどフードを充実させるとともに、学生限定フリータイムプランなどの施策を実施した。24時間営業のセルフ型フィットネスジムのFit24は、インドアゴルフの併設店舗を含め予定通り出店を継続した。

店舗面では、複合カフェの快活CLUBで4店舗を、FiT24で23店舗を新規出店した。一方で、フォーマット転換・営業効率改善のため快活CLUBで15店舗を、コート・ダジュールで16店舗を閉鎖した。3月31日時点の店舗数は810店(前期末708店)。

2024年度通期は、売上高1805億円(2.5%増)、営業利益108億円(5.5%増)、経常利益103億円(22.2%増)、当期純利益58億円(3.0%増)を見込む。

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