アインnews|年商3587億円13.4%増・経常利益6.4%増
(株)アインホールディングス(北海道札幌市、大谷喜一社長)の2023年4月期業績は、売上高が3587億4200万円(前年同期比13.4%増)、営業利益は160億0400万円(5.7%増)、経常利益が170億6400万円(6.4%増)、純利益は92億3400万円(30.2%増)の増収増益だった。
営業利益率は4.5%、経常利益率は4.8%。
主力のファーマシー事業の売上高は、3215億7700万円(前年同期比13.6%増)、セグメント利益は241億3500万円(3.8%減)。
同社グループでは、運用プロセスの確立や先進的取り組み、優良事例の収集、ガイドラインの策定等を目的とし、昨年10月末に開始された厚生労働省による「電子処方箋のモデル事業」に参画した。現在は、同社グループの全国の薬局で電子処方箋に対応するため、順次環境の整備を進めている。
営業開発では、引き続き、大型薬局の積極的な出店と投資回収を重視したM&Aを出店戦略としている。昨年5月に(株)ファーマシィホールディングスの約100店舗をグループに迎える等、新規出店および前期出店の伸長が業績に寄与した。
M&Aを含め、グループ全体で141店舗を出店し、24店舗を閉店、7店舗の事業譲渡によって薬局総数は1209店舗となった。
リテールのコスメ&ドラッグストア事業は、新型コロナウイルス感染症の影響が続いているものの、行動制限の緩和等により客数が堅調に推移したことや、コスト適正化が奏功し、黒字となった。売上高は256億8500万円(前年同期比24.9%増)、セグメント利益は12億1400万円(前年同期は17億6400万円の損失)となった。
8店舗を出店し、8店舗を閉店したことで、コスメ&ドラッグストア総数は78店舗となった。