綿半news | 第1Q売上高298億円3.9%減・経常利益39.4%減

綿半ホールディングス(株)(長野県飯田市、野原勇社長)が2024年3月期第1四半期の決算を発表した。

売上高297億6200万円(前年同期比3.9%減)、営業利益2億4000万円(51.6%減)、経常利益3億9200万円(39.4%減)、四半期純利益2億2800万円(31.2%減)だった。

営業利益率0.8%、経常利益率1.3%。

同社は小売事業と建設事業、貿易事業などを展開しているため、ホールディングス全体での収益状況は建設事業などの影響を受けている。

小売業の売上高は199億5600万円(3.9%増)、セグメント利益は3億5800万円(29.2%減)。

小売事業では、スーパーセンター、ホームセンター、食品スーパー、ドラッグストア、インターネット通販などを展開しており、「店舗改装・新業態の開発を継続して推進」「流通網の拡大」「オリジナル商品の開発・SPA化の加速」を重点施策として取り組んできた。

「店舗改装・新業態の開発を継続して推進」では、綿半ドラッグの運営する既存のドラッグストアを改装して、「ウェルネスライフガーデン」にリニューアルオープンした。「ウェルネスライフガーデン」は、動物病院やペットサロンなどを併設した店舗で、綿半グループとしては初の業態となる。また、前期にオープンした綿半スーパーセンター権堂店内に、調剤薬局を新たに開設した。

「流通網の拡大」では、世界各地からの食料品の直接仕入を開始した。直接仕入を行うことで、従来より低価格でより良い商品を届けることが可能になった。今後も顧客に商品を安定供給できる体制をより強固なものにすべく、サプライチェーンの構築に取組んでいる。加えて、生鮮食品の鮮度向上を目的とした、産地から顧客に届けるまで低温を維持し続けるコールドチェーンの構築にも継続的に取り組んでいる。

「オリジナル商品の開発・SPA化の加速」では、顧客の多様なニーズに応えるべく、食料品や日用品など、さまざまな商品開発を行っている。グループシナジーを活かした取組みとして、貿易事業で輸入している天然原料を用いた食料品の開発や、新たにグループ入りした小諸動物病院と共同で、オリジナルのペット用品の開発等に取り組んでいる。

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