エンチョーnews|第1Q売上高88億円6.0%減・経常利益85.0%減
(株)エンチョー(静岡県富士市、遠藤秀男社長)が2024年3月期の第1四半期決算を発表した。
売上高は88億0100万円(前年同期比6.0%減)、営業利益4000万円(72.3%減)、経常利益1600万円(85.0%減)、四半期純利益900万円(87.3%減)だった。
営業利益率0.5%、経常利益率0.2%。
同社グループは、中期経営計画スローガンとして「3つの進化(伸化、深化、新化)で企業価値を高める」を掲げている。
具体的には、地域に根差した品揃えの最適化や専門店事業推進による「収益力向上」、事業間連携体制の強化や買物環境の向上による「集客力強化」、電子化やWEB化等によって業務効率化や労働環境の改善を図る「働き方改革」の取り組みを進めている。
ホームセンター事業は、ペット用品が好調に推移したが、外出の増加や節約志向による買い控えなど、消費者行動の多様化が大きく影響したほか、天候不順の影響もあり、不調だった。
専門店事業は、ハードウェアショップは住設資材、塗料、建築金物を中心に好調だったが、アウトドアショップはアウトドアブームが落ち着きを見せていることで苦戦した。
店舗では、ホームセンター既存店の品揃え強化を目的とした改装への準備や、年度内に予定している専門店事業の出店への準備を開始している。6月末の店舗数は、前年同期と同数の57店舗(ホームセンター23店、ハードストック11店、ダイソー2店、ズースクエア3店、casa2店、SWEN16店)。