ベルーナnews | 第1Q518億円3.0%減・経常利益18億円24.1%減
(株)ベルーナ(埼玉県上尾市、安野清社長)が2024年3月期の第1四半期決算を発表した。
売上高は518億4200万円(前年同期比3.0%減)、営業利益11億5600万円(34.0%減)、経常利益18億5900万円(24.1%減)、四半期純利益13億8500万円(0.2%増)となった。
営業利益率2.2%(3.3%)、経常利益率3.6%(4.6%)。( )は前年数値。
セグメント別の経営成績は以下の通り。
アパレル・雑貨通販事業では、原材料や資材の価格高騰を受け、商品価格の見直しを行った。受注単価は上昇したものの、レスポンスは鈍化傾向となった。また、紙媒体の発行を抑制した影響で新規顧客の獲得が減少し、稼働顧客数も減少傾向となった。売上高は219億1100万円(17.5%減)、セグメント利益は2億7800万円(66.0%減)。
化粧品通販事業では、国内の新規顧客獲得強化のため積極的に広告宣伝費を投下した結果、大幅な減益となった。売上高は37億6400万円(3.7%増)、セグメント損失は4100万円(前年同期は2億7300万円のセグメント利益)。
グルメ通販事業は、原材料や資材の価格高騰を受け、一部商品の価格見直しを行った。売上高は67億3300万円(0.3%増)、セグメント利益は8200万円(55.0%減)
看護師向け通販事業では、広告宣伝費の適正化を行い、収益性確保を優先した事業運営を行った結果、売上高は37億9200万円(8.4%減)、セグメント利益は2億4900万円(61.5%増)となった。
データベース活用事業の封入・同送サービスでは、カタログ発行数や商品出荷件数の減少によって減益となった。売上高は43億5700万円(16.0%増)、セグメント利益は13億8000万円(3.1%減)となった。
和装販売事業は売上高39億9100万円(9.7%減)、セグメント損失8億5100万円(前年同期は8億1300万円のセグメント損失)となった。
ホテル事業は、旅行や出張による宿泊需要が回復したことで、既存ホテルの稼働率や客室単価等が改善し、大幅な増収増益となった。売上高63億3300万円(95.8%増)、セグメント利益2億0900万円(前年同期は2億1900万円のセグメント損失)。
その他の事業の売上高は11億3200万円(11.9%減)、セグメント損失は2800万円(前年同期は4700万円のセグメント利益)だった。