マキヤnews|第1Q営業収益186億円5.7%増・経常利益19.1%増
ディスカウントストアの「エスポット」「業務スーパー」などを展開する(株)マキヤ(静岡県富士市、早川紀行社長)が2024年3月期第1四半期の決算を発表した。
営業収益186億0000万円(前年同期比5.7%増)、営業利益4億8600万円(28.2%増)、経常利益5億2700万円(19.1%増)、四半期純利益3億6200万円(20.8%増)だった。
営業利益率2.6%、経常利益率2.8%。
マキヤグループは中長期経営改革プロジェクト「MAP3」(Makiya-group Advancing Profit3)を編成し、①「商品力・品揃え」の徹底強化、②「安心安価(ELP)」の実践とPB(プライベートブランド)・LB(ローカルブランド)の販売強化、③「ロス額」削減と「過剰在庫・死に筋在庫」の撲滅、④「品薄・欠品」の撲滅とボリューム陳列、⑤「作業改革」で「働き方」改革の推進を重点実践テーマとし、経営基盤の強化と企業価値の向上に取り組んでいる。
環境課題に対する取り組みとしては、太陽光パネルの第2期導入の設置施工を開始する。また、ほぼ全店の冷蔵冷凍ケース照明のLED化が完了し、空調と冷蔵冷凍ケースのシステム監視による、電力消費の省力化の実証実験を開始した。
4月にエスポット駿東店(静岡県駿東郡清水町)、5月にポテト粟倉店(静岡県富士宮市)、6月にエスポット裾野店(静岡県裾野市)を改装した。
小売業の営業収益は184億9200万円(前年同期比5.8%増)、営業利益は5億3100万円(16.8%増)だった。
「フード(食品)」部門は、「エスポット(フード)」、「ポテト・マミー」、「業務スーパー」の全ての業態で好調に推移し、生鮮食品、日配食品、加工食品はいずれも前年同期を上回り、前年同期比7.1%増となった。「ノンフード(非食品)」部門は、家電・レジャー商品が不調だったものの、HBC(ヘルス・ビューティー・ケア)商品とリサイクル事業などが前年同期を上回り、前年同期比0.5%増となった。