アルペンnews|’23年6月期売上高2445億円5.3%増・経常利益22.9%減

(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2023年6月期決算を発表した。

グループの売上高2445億4000万円(前年同期比5.3%増)、営業利益50億6200万円(29.2%減)、経常利益69億3000万円(22.9%減)、当期純利益54億6900万円(3.0%増)となった。

営業利益率は2.1%、経常利益率は2.8%。

同社グループは、新規出店を進め、既存店では商品構成の見直しや売場改装を実施した。また、店舗スタッフの専門性を高める教育も充実させ、実店舗の販売力強化への投資を行い売上げの向上を図った。さらに、ECサイトのサービス改善や店舗との連携を強化するなど、デジタル領域の取り組みも進めている。

ゴルフ用品の既存店売上高は前年実績をやや下回り、コロナ禍をきっかけとしたゴルフの市場の拡大に一巡感が見られた。

一方で、競技・一般スポーツ用品や、スポーツライフスタイル用品の既存店売上高は前年実績を上回った。スポーツ活動の再開が進んだことから、全体的に需要回復が強まり、とくに、サッカーやバスケットボール、ランニングが好調だった。シューズ類も好調だった。

アウトドア用品の既存店売上高は前年実績を下回った。アウトドアアパレルやトレッキングなどのアイテムは好調だったものの、主力となるキャンプ用品が低調だった。

ウインター用品の既存店売上高は前年実績を上回った。一定の降雪があったことと、商品構成や展開店舗の見直しを行ったことで好調な推移となった。

利益面については、過剰在庫や滞留在庫の消化を進めたことで、売上総利益率が低下した。また、プライベートブランド商品の原価上昇も響いた。

出退店については、スポーツ業態4店舗、ゴルフ業態1店舗、アウトドア業態1店舗を出店し、スポーツ業態3店舗、ゴルフ業態1店舗、その他3店舗を閉鎖した。6月末の店舗数はスポーツ業態185店舗、ゴルフ業態196店舗、アウトドア業態21店舗、の計402店舗となり、売場面積は1728坪増加し25万5616坪となった。

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