マミーマートnews|営業収益1450億円9.1%増・経常64億円17.7%増
(株)マミーマート(埼玉県さいたま市、岩崎裕文社長)は2023年9月期決算を発表した。営業収益1450億4100万円(9.1%増)、営業利益58億9800万円(18.9%増)、経常利益63億8700万円(17.7%増)、四半期純利益43億1300万円(26.0%増)。
営業利益率4.1%(3.7%)、経常利益率4.4%(4.2%)。( )は前年数値。
マミーマートが新しいビジネスモデルとして構築している「生鮮市場TOP!」は販売数値は好調に推移した。生鮮食品を中心に、食品スーパーではなかなか見かけない食材を各部門にて取扱い、メディアに取り上げられるなど、認知度アップにつながり、TOP!ファンの獲得が進んでいる。
また、冷凍肉や味付け肉の品揃え等、まとめ買いや時短調理といったニーズに対応した食の専門店として、“料理好き”の顧客も通いたくなる店舗作りを進めている。
利益面では、原材料や光熱費など各種コスト高騰等の厳しい状況下でありながらも、収益力向上への取り組みを積極的に進めた。「マミーマート白岡店」(埼玉県白岡市)、「マミーマート南中野店」(同さいたま市)では、商品の品揃え・レイアウトの大幅な見直しを実施し、既存店の売上・利益向上に向けたモデル店舗作りに取り組んだ。
日配・グロサリー商品の価格強化を高値入・低価格のPB商品で展開することで、来店動機のアップと利益向上を引き続き目指す。
また、ローコストオペレーション運営に基づき、LSP(Labor Scheduling Program)による最適な人員配置の仕組みを構築し、店舗生産性向上を進める。この仕組みをAI需要予測による自動発注システムと連動させ、人件費・作業負荷を抑制しながら、顧客が求める商品・サービスが全店で常時提供できる態勢を目指す。