コナカnews|通期売上高658億円4.2%増・経常損失7億円の増収減益

(株)コナカ(神奈川県横浜市、湖中謙介社長)が2023年9月期の本決算を発表した。

年間売上高は657億9700万円(前年同期比4.2%増)、営業損失が9億1200万円(前年同期の営業損失は32億5500万円)、経常損失が6億8400万円(前年同期の経常損失は21億9300万円)、そして四半期純損失は1億6100万円(前年同期の純損失は32億3100万円)。前年より赤字幅は減少したものの、増収減益に終わった。

主力のファッション事業の売上高は、(株)サマンサタバサジャパンリミテッドの連結対象期間(2022年9月1日~2023年8月31日)を含め、630億4200万円(4.0%増)となった。

「コナカ・フタタ」では、不採算店を中心に10店舗を退店したほか、人材の配置転換を進めることによって収益性の改善に努めた。都市部や繁華街に立地する「SUIT SELECT」では、人流が回復した効果を享受した。店舗網の採算性や効率性をさらに改善するため、9店舗を新規出店し、10店舗を退店した。オーダー専業の「DIFFERENCE」では、コロナ禍の影響に左右されることなく売上高を成長させ続けて、期中に12店舗を新規出店した。増加する需要への対応と品質・納期の維持とを両立させるため、出店ペースの調整や生産キャパシティの拡大等、持続的な成長に向けた基盤整備を実施した。

フードサービス事業の売上高は18億5500万円(8.3%増)だった。「かつや」を中心に、期間限定メニューの展開と価格改定が奏功した。

教育事業の売上高は8億9800万円(6.7%増)。Kids Duoの生徒数の増加に加え、児童発達支援スクール「コペルプラス」も順次稼働を開始した。

グループ店舗数は、サマンサタバサグループを含め、合計37店舗を新規出店し、77店舗を退店した。期末店舗数は721店舗となった。

 

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