天満屋ストアnews|第3Q営収435億円1.7%増・経常17.7%減の増収減益
(株)天満屋ストア(岡山市北区、野口重明社長)が2023年2月期第3四半期の決算を発表した。
3月1日~11月30日の連結業績は、営業収益434億6800万円(前年同期比1.7%増)、営業利益15億4800万円(6.3%減)、経常利益16億3800万円(3.0%減)、四半期純利益8億4900万円(17.7%減)の増収減益だった。
営業利益率3.6%、経常利益率3.8%。
小売事業の営業収益は377億8600万円(0.9%減)、営業利益は13億4400万円(9.9%減)。
原材料価格高騰による相次ぐ値上げの影響を受けた生活防衛意識の高まりへの対応としてスーパーハピープライスやセブンプレミアムの拡充と拡販に取り組んだ。生活用品・衣料品については、人流回復による外出需要の高まりがみられたものの、長引く残暑の影響を受けて季節品の動きが鈍く厳しい状況が続いた。6月にアルネ津山店(岡山県津山市)に紀ノ国屋、たぬき庵などの新規ブランドを、9月にポートプラザ店(広島県福山市)へ新規テナントを導入するなど既存店舗の活性化と新規顧客の獲得に取り組んだ。
また、アフターコロナにおいても短時間や非接触でのお買物ニーズへの対応を継続し、スマートレシートやキャッシュレス決済の推進、ネット販売の拡大に努めるほか、eDYのキャッシュレスチャージが可能となったハピーカードの活用に努めた。
さらに、節電機器の導入や太陽光パネル設置店舗の拡大、食品廃棄物の提供による食品リサイクル活動、地元大学の食品ロス削減に向けたキャンペーンに参加するなど環境に配慮した取り組みを実施し、持続可能社会の実現にも努めた。
小売周辺事業については、惣菜等調理食品の製造販売が主なものであり、引き続き徹底した品質管理と衛生管理に努めるとともに、商品開発の強化や生産性の向上に取り組んだ。また、3月には天満屋ハピータウン原尾島店内のレストランを「三好野レストラン」に改装オープンし、グループシナジーの創出に取り組んだ。
小売り周辺事業の営業収益は56億8100万円(22.9%増)、営業利益は2億0400万円(27.0%増)。
中核事業である惣菜等調理食品の製造販売において引き続き品質管理と衛生管理の徹底に努めるとともに、商品開発の強化や生産性の向上に取り組んだ。3月には岡山市中区の「天満屋ハピータウン原尾島店」を「三好野レストラン」に改装オープンするなど、グループシナジーの創出に取り組んだ。