アルビスnews|第3Q営業収益738億円2.9%増・経常8.2%増の増収増益

アルビス(株)(富山県射水市、池田和男社長)が2024年3月期の第3四半期決算を発表した。

2023年4月1日~2023年12月31日の累計業績は、営業収益738億1100万円(前年同期比2.9%増)、営業利益18億3800万円(6.7%増)、経常利益22億6700万円(8.2%増)、四半期純利益14億6600万円(5.4%増)の増収増益となった。

既存店売上高が堅調に推移したことに加え、前期新店2店舗の売上げ増加により増収となった。

営業利益率は2.5%、経常利益率が3.1%。

3年目となる「第三次中期経営計画(第55期~第57期)」では、「地域一番の顧客満足の実現」を中期経営方針に掲げ、以下の施策に取り組んだ。

「顧客の多様なニーズへの対応」については、健康志向や時短ニーズに応える商品を拡充し、節約志向に対応するPB商品の販売強化を行い、同質化競争からの脱却を図るために特徴ある名物商品の開発に取り組んでいる。第1四半期から実施している食卓応援企画として、10月からはナショナルブランドを含めて200品目に拡大し、値下げ価格で提供している。12月からは利用頻度の高い100品目をさらに追加した。

「従業員が挑戦できる環境の実現」への取り組みとして、各階層に応じた教育プログラムに加え、DX人材の育成に向けた研修やカフェテリア研修を実施するなど、社員自らがキャリアプランを描ける環境を創出し、次世代の人材発掘に力を入れている。

「業務基盤の活用による生産性の向上」については、11月に大久保店と北区金田店、12月に笠舞店へ電子棚札を導入した。また、プロセスセンターでは、継続的な製造工程の見直しと原価率の改善に努めている。物流面では、「2024年問題」に対応するため、持続可能な安定した調達ルートを確保するため物流体制の構築を行っていく。

「事業を通じた地域社会の課題解決」については、「つなぐアルビス」をコミュニケーションメッセージに掲げ、地域・行政と連携して、地域社会の課題解決に取り組んでいる。食品ロス削減やリレーフードドライブ活動を実施しており、店舗常設型の無人フードドライブボックスを11店舗に設置した。また、買物支援と地域の見守りを兼ねた「移動スーパー」は、12月末時点で21台を運行する。

11月末に愛知県名古屋市に中京エリア3店舗目となる「北区金田店」を新規出店した。また、11月には「大島店」を改装した。

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