ジョイフル本田news|第2Q売上高633億円1.8%増/新フォーマットで差別化
(株)ジョイフル本田(茨城県土浦市、平山育夫社長)が2024年6月期第2四半期の決算を発表した。
売上高633億3200万円(前年同期比1.8%増)、営業利益55億2700万円(10.7%減)、経常利益60億8900万円(9.0%減)、四半期純利益が41億8000万円(8.9減)の増収減益で上半期を終了した。
営業利益率は8.7%、経常利益率9.6%。
ジョイフル本田は「人への投資」、「同質化競争からの脱却」、「持続可能で豊かな社会実現に貢献」の3つのテーマに対し、施策を講じた。
「人への投資」では、有益な技能を有する時給制社員の再雇用年齢の上限を現行の「70歳」から「75歳」に延長した。また時間当たり一律50円のベースアップを実施した。
さらに現場力の向上につながる取り組みとして、ダイバーシティ推進委員会の女性メンバーが中心となってマーケティングから企画立案、店舗の運営方法まで全てを担当したポップアップストア「JOYFULPetit(ジョイフルプチ)」を、2023年11月16日から2024年1月9日の期間、千葉県柏市の商業施設「柏モディ」に出店した。
「同質化競争からの脱却」では、新たな出店戦略として、最大級の売場面積となるプロショップ「本田屋」を軸に、インテリア売場「JOY’s STYLE」とペット専門店「Pet’s CLOVER」の3つの商品カテゴリーに絞って構成される新フォーマットで、「ジョイホン小山駅前店」をリニューアルオープンした。居抜き物件の限られたスペースを最大限有効活用するため、商品カテゴリーを絞り込み、専門性の高い商品を求める顧客需要に対応した。
さらに戦略的な成長投資として、住宅リペア(修理・修繕)を手掛ける(有)和工房の全株式を譲り受けた。
「持続可能で豊かな社会実現に貢献」では、環境や自然に配慮したサステナブル商材の拡充、保護犬や保護猫が幸せに暮らすことができる社会を実現するための犬猫譲渡会への積極的支援、脱炭素社会の構築に向けた太陽光発電・蓄電池システムによる再生可能エネルギーの活用等を積極的に推進している。
商品分野別売上高は、資材・プロ用品、インテリア・リビング、ガーデン・ファーム、リフォームなど「住まい」に関する分野が356億4700万円(100.4%)。またデイリー・日用品やペット・レジャーなど「生活」に関する分野が276億8400万円(103.5%)だった。