サンドラッグnews|第3Q売上高5660億円9%増・経常利益338億円13%増
(株)サンドラッグ(東京都府中市、貞方宏司社長)が2024年3月期の第3四半期決算を発表した。
売上高は5659億7200万円(前年同期比8.9%増)、営業利益が332億1600万円(12.6%増)、経常利益が337億7700万円(12.9%増)、そして四半期純利益が227億8100万円(11.9%増)の増収増益だった。
営業利益率5.9%、経常利益率6.0%。
サンドラッググループは積極的な新規出店、既存店改装、デジタル化(省人化)等によるさらなる生産性の向上を図り、経費面ではエネルギーの使用量抑制に努めた。また、2023年11月29日に競争力強化のため、BCPE KNIGHT HOLDINGS CAYMAN, L.P.と資本提携契約を締結し、(株)キリン堂ホールディングスを持分法適用会社化した。
セグメント別では、ドラッグストア事業が売上高は3702億7800万円(前年同期比9.1%増)、営業利益は211億1500万円(13.2%増)だった。インバウンド需要がコロナ禍前水準の約60%程度まで緩やかに回復していることや、外出機会増加等による化粧品や風邪薬需要の回復によって、既存店売上高が堅調に推移した。また積極的な新規出店、100%子会社化した(株)大屋の効果等によって売上高が前年同期を上回った。店舗面では、41店舗を新規出店、87店舗を改装して、活性化を図った。
「ダイレックス」などのディスカウントストア事業は、売上高が2359億5500万円(8.2%増)、営業利益が121億0100万円(11.7%増)とこちらも増収増益。食料品やペット用品が好調に推移したことに加え、風邪薬需要の回復等によって既存店売上高が堅調に推移した。出店状況は、18店舗を新規出店、15店舗を改装した。
グループ全体の期末店舗数は、ドラッグストア事業が1053店舗(直営店810店舗、星光堂薬局77店舗、サンドラッグプラス69店舗、大屋59店舗、フランチャイズ店38店舗)、ディスカウントストア事業377店舗の合計1430店舗となった。