西松屋news|売上高1772億円4.5%増・経常利益126億円8.6%増

(株)西松屋チェーン(兵庫県姫路市、大村浩一社長)が 2024年2月期決算は、売上高1771億8800万円(前年同期比4.5%増)、営業利益119億2600万円(9.1%増)、経常利益125億8800万円(8.6%増)、当期純利益は82億0200万円(7.4%増)だった。

営業利益率は6.7%(6.4%)、経常利益率は7.1%(6.8%)。( )は前年数値。

期中は首都圏など人口集中地域への出店に重点的に取り組みながら、北海道から沖縄までの全国47都道府県に、標準化された店舗網の拡充を進めるため、継続して新規出店を行った結果、期中の新規出店は60店舗となった。

一方で不採算店舗のスクラップやリプレースを行ったことで18店舗を閉鎖した。期末店舗数は1109店舗。

インターネット販売では、商品在庫の確保と品揃えの拡大などにより自社で運営する「西松屋公式オンラインストア」の売上げが大きく伸長した。商品面では、手ごろな価格と顧客志向に立った品質を備えた衣料品の「ELFINDOLL(エルフィンドール)」、育児用品の「SmartAngel(スマートエンジェル)」の両プライベートブランドの売上げが伸びた。

また、小学校高学年向け商品の販売が好調に推移した。また、プライベートブランドの海外向け販売拡大に向けて、継続して新たな市場・顧客の開拓に取り組む。店舗運営では、スーパーインテンデント(複数店管理店長)制度の確立や最適な人員配置を目的とした応援パート制度や多店舗パート制度の拡大を進めた。

経費面では、節電やLED照明設備の導入などによる電気料金の削減やアウトソーシング費用の削減などに取り組み、経費抑制に努めた。

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