4月百貨店統計|売上高4422億円5.2%増/インバウンド・国内需要ともに好調
一般社団法人日本百貨店協会(東京都中央区、好本達也会長)が2026年4月の「全国百貨店売上高概況」を発表した。調査対象は68社172店舗。

4月の売上高は4421億5546万円で前年同月比5.2%増加した。4カ月連続で前年実績を上回った。インバウンド売上高が二桁増と高伸したほか、国内顧客売上高も3.7%増と堅調に推移した。全国的に気温が高めに推移し
たことから、春物衣料品や雑貨が好調だったことに加え、宝飾・時計などの高額商材の動きも活発だった。また、各社が実施した物産展や食品催事などの施策が奏功し、来店促進に寄与した。
地区別では売上げの79.1%を占める「主要10都市」で6.9%増加した。10地区全地区でプラスとなった。身のまわり品、雑貨が二桁増と高伸した。
一方で地方(10都市以外の7地区)は0.8%減少した。関東(0.1%増)、近畿(3.8%増)の 2地区で前年を上回ったが、衣料品や身のまわり品の動きが鈍く、6カ月連続マイナスとなった。

商品別で見ると、主要5品目のうち、衣料品が2.9%増、身のまわり品が9.5%増、雑貨が10.3%増、家庭用品が0.4%増、食料品が0.9%増と、すべてのカテゴリーで対前年プラスだった。

売上げの27.8%を占める主力の衣料品は、春物商材が堅調に推移し、婦人服ではブラウスやカットソーに加え、パンツやスカートにも動きが見られた。
身のまわり品は、ラグジュアリーブランドの靴やバッグが好調だった。雑貨は、株高や不動産価格上昇を背景とした高額品需要の強さが継続し、9カ月連続プラスとなった。化粧品はインバウンド需要の回復に加え、春の行楽・新生活需要もあり、3カ月ぶりにプラスに転換した。食料品は各種催事が堅調に推移し、国内顧客を中心とした来店増に寄与した。
